京都市のハザードマップにある意外な情報
その中で岡山県倉敷市真備町の河川氾濫による浸水区域が、同町が作成していたハザードマップで想定していた区域とほぼ重なっていることがテレビ等で報道されています。
事前に想定されていたのに、これだけの被害が出てしまった原因を、あたかも地元の住民に責任があるかのようなコメントも耳にしました。地元の住民が知らなかったことを声高に言うことはどうなんでしょう。今後このようなことが起きないように、教訓とすることを考えなければというのが、個人的な意見です。
そこで、私自身も今一度我が京都市のハザードマップを見てみました。京都市では地震と水害のハザードマップがそれぞれ区ごとに作成・公表されています。
☞京都市防災マップ(地震編)
☞京都市水害ハザードマップについて
水害ハザードマップによれば、鴨川近くにある私の自宅マンションは0.5~3m未満の浸水が想定される区域内。このリスクを知っている・いないだけでも何かの時には役に立つのかもしれません。
そしてもう一つ、京都市のハザードマップにはこんなものがあります。
☞京都市内の災害時協力井戸マップ
このページの説明によれば、「災害時の生活用水を確保するため,水の出る井戸を,災害協力井戸としての登録をお願いしている」というもの。京都盆地の地下には琵琶湖の水量に匹敵するほどの地下水が蓄えられており、これが古の時代から、酒造りや豆腐、京菓子等を生んだ源泉と言われています。そのため、京都市内には井戸が至る所にあり、その中でもこの災害時協力井戸として登録されている井戸は全部で635か所。災害時にこれがどう生かされるのかは分かりませんが、これも情報としての意義はあるように思います。
皆さんも一度自分の住む町のハザードマップ、一度確認してみてどうでしょうか。
2018年07月15日 12:21