京都三大祭にも猛暑の影響が
京都では昨日まで9日連続の猛暑日、今日もすでに30度近くなっています。今週も猛暑日が続く予報を受けて祇園祭の一連の行事の一つである、「花傘巡行」の中止が決まりました。
花傘巡行は山鉾巡行の後、例年24日に行われる行事で、八坂神社を出発して京都市内を1000人近い行列が歩きます。この花傘巡行には子供やお年寄り、着物を着た女性が多く参加するということもあり、猛暑下での健康上の配慮から中止を決めたとのことです。
毎日昼過ぎには、京都市から「屋外での運動は原則禁止」の防災情報がスマホに届く今の状況には、京都三大祭とはいえやむを得ない決定です。実際、17日に行われた前祭の山鉾巡行では、参加した多くの人が熱中症で救急搬送されており、明日の後祭の山鉾巡行も「命がけ」と言っても言い過ぎではないほどです。
昨年の秋、京都三大祭の一つである時代祭りが台風のために中止になりました。10月下旬に行われる時代祭りが、台風によって中止になったのは初めてでしたが、今回の花傘巡行が暑さで中止になるのも初めてのこと。ともに気象現象の影響というのは、「たまたま、偶然だよ」と言えればいいのですが。
そういえば、三大祭ではありませんが、8月16日に行われる大文字送り火、一昨年は大雨で全く見れないということがありました。ここまで続くと「偶然」では済まされないような気がしませんか。
2018年07月23日 06:52