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もう一つのマイナンバーが導入されます

夕焼け(20180801)
マイナンバーですぐ思い浮かぶのが、いまひとつその利便性が伝わっていない「個人番号制度」ですが、もう一つのマイナンバー、医療版マイナンバーが導入されることになりそうです。

制度の導入は2020年度から、その大きな目的は医療情報の共有。今はそれぞれの病院で管理されているカルテや健康診断の結果を一元化して、病院が変わっても以前の情報を確認できるようにしようとするものです。この医療版マイナンバー、新たに番号を作るという訳ではなく、同じく2020年度中に実施される健康保険の被保険者番号を個人単位で付番する仕組み、この番号を利用することになるとのことです。
健康保険証番号が国民一人一人に付番されます(2017.11.7)

現在は、例えば引越し等のため、A病院からB病院に転院することになった場合、A病院にカルテなどの情報をお金を払って纏めてもらったり、或いはB病院で改めて検査などをするということになります。これは患者にとっても健康保険制度にとっても、費用のムダになります。また、救急搬送などでかかりつけ医とは異なる病院に搬送されたときも然り、搬送された病院はその患者の診療情報をかかりつけ医から取り寄せる必要があります。こちらは費用だけでなく、緊急時に時間的なロスにもなります。もし一元化できれば、そういった無駄な費用や時間は省くことができます。

一方で診療情報という究極の個人情報がどの医療機関からでも閲覧できるようになる、ということは利用する側のセキュリティやモラルが担保される必要があります。例え医療関係者に対してでも、知られたくない過去の病歴等もあるでしょう。そのあたりの運用のルールも重要です。

医療情報に限らず、情報が分散して管理されていること、集約して管理されていることのメリット・デメリットはそれぞれ諸刃の剣のようなもの。情報のネタとなっている我々はまな板の上の鯉、良い方の刃で切ってもらわないと困りますね。


2018年08月01日 15:25
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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