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お得意の話題作りのパフォーマンスだとしたら

夏のアオゾラ(20180804)
大阪市の市長が明かしたある計画が、今朝の新聞の片隅に掲載されていました。その記事を読んでちょっと呆れてしまいました。

その内容とは、小学校6年生と中学校3年生を対象に実施されている全国学力テストの結果を大阪市内の小中学校の校長や教員の評価やボーナスに反映させるというもの。その背景にあるのは、大阪市が全国20の政令市の中で、学力テストの正答率が2年連続で最下位となったことに対する危機感から。

市長の考えも理解できない訳ではありません。テストと名の付くもの、点数が低いよりは高い方がいいでしょうし、数値化されれば他の政令市より上の方が順位が上の方がいいでしょう。でもこれはあくまでも「点数」という面で評価されたもので、大阪市の子供達のすべてが評価されている訳ではありません。その部分だけを切り取って、その数字を教員の評価に結びつけるのはちょっと違うように思います。

教員の仕事はテストでいい点を取る方法を子供たちに教えることではありません。学力テストの目的は先生の評価をするためのものでもありません。もし、学力テストの結果が教員の評価やボーナスに連動するようになったら、教員にとって子供達は自分の評価を上げて、生活を支えるための「モノ」になってしまいます。どう考えてもおかしいと思いますがいかがでしょうか。

大阪市では「子どもの貧困」対策として、無料・定額で食事を提供する「子ども食堂」などでボランティア活動をした学生らを対象に、市の教員採用試験での加点を検討するといったことも発表されています。
「貧困対策」「ボランティア」「採用試験での加点」、腑に落ちますか?
今何かと話題の某私立医大の「減点」よりはいいかもしれませんが、こちらもちょっと首を傾げたくなるようなことです。

もしかするとこの2つは都構想も含めた話題作りのためなのでしょうか。少なくとも教員絡みのこと2つの話題、私は大阪市民ではありませんが「反対」です。


2018年08月04日 13:15
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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