7年ぶりに新しい銀行ができます
その新しい銀行とは「ローソン銀行」、いうまでもなくコンビニエンスストアをはじめとするグループ企業からなる株式会社ローソンが経営母体となる銀行です。コンビニエンスストアを持つグループ企業の銀行としてはセブン銀行があり、これで2つめ。流通系企業としては他にイオン銀行がありますが、やはりその特徴というか強みは、全国に広がる店舗網なんでしょうね。
ローソンの店舗数は、同社のホームページによれば今年2月現在で13,992店舗、設置されているATMは12,733台。今は他銀行との提携ですが、独自で銀行業に参画する時点でこれだけのネットワークと初期投資が終わっているというのはコンビニならではといったところです。セブン銀行も、そして新たにできるローソン銀行も、ATMの設置台数とその利便性は他の銀行の比ではありません。あとはそれをうまく生かした独自サービスが加わればなおよしです。
ところで、金融庁のホームページには現在銀行業の許可を得ている事業者の一覧が公表されています。それを見ていて意外だったことが一つ、現在大手金融グループとしては、みずほ・三井住友・三菱UFJ・りそなの4つ。メガバンクとも言われていますが、このつ4つの定義は「都市銀行」となっていること。かつて13行あった都市銀行、合併・再編ののちに現在の4大メガバングとなったのですが、いまでも都市銀行なんですね。4大メガバンクはすべて昔の都市銀行がその母体であることから、いまでもそう定義されているのでしょうか。
今回のローソン銀行もそうですが、今後よりいろいろな企業がサービスの多様化として相互に乗り入れをするのではないでしょうか。それによってより競争原理が働いて、消費者にとっては便利に、いいサービスが受けられればいいのですが。
※写真は16日の大文字送り火(京都市左京区)
2018年08月20日 06:25