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時にはこんな割り切りもあっていいのかも

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先日、古くからのお付合いのあるシステム開発業務に従事する友人との会話です。

 

「来年は5月に元号改正、秋には消費税アップといろいろ大変ちゃいますか?」

「いや、それがそんなことあらへんのよ。僕が参画してるある大手企業のシステム、消費税は対応するけど元号改正は全く未着手やねん」

「えっ、元号改正が未着手とはどういうことなん?」

「公表が遅くなったことで言い方はよくないけど、「無駄な抵抗はせーへん」ということになってん・・・」

消費税は対応するが元号改正は未着手ということに最初は驚きましたが、話が進むと「そういう考え方もあるんだ」と納得してしまいました。それは、元号改正の緊急性はそれほどでもなく、また遅れてもやむなしという割り切りをしているということ。

 

今回、政府からの新元号の公表は、1カ月前の4月1日を想定して進めると発表されています。以前にはこの夏にもなどいう噂もありましたが、現天皇と新たに即位される皇太子さまとの間で二重権威が生じるなどといった配慮から、即位日にできるだけ近くということで決まった経緯があります。この1ヶ月間でシステム改修を進めるということになりますが、企業によっては無理にこの短期間での改修はしないというスタンスもあるようなのです。現実には、例えば運転免許証をはじめ、来年の新元号発表までに作成されるもので有効期限や先日付としてして表示される年月日は、すべて平成31年5月1日以降の実際とは異なる元号で表示されます。改元後の一定期間は、平成と新元号が混在することはやむを得ないこと、であれば無理に5月1日から新元号を使う必要もないということです。

 

また、発表が1ヶ月前となったことで、「間に合わなくても仕方がないよね」という一面もあるようです。これが半年前であれば、「相当の準備期間があるんだから間に合うでしょう」となるのですが、1ヶ月間で無理をすることで逆にトラブルの発生は避けないという考えもあり、無理にはやらないというのが大勢とのことです。もっとも消費税の方は、それなりの準備期間もあり、料率も決まっている。そして何よりお金に関わるということで、こちらは期日厳守が求められます。

 

この話を聞いて、そういえば昭和から平成にかわったとき、しばらく手元にあった免許証の有効期限は「昭和66年の誕生日まで有効」だったことを思い出しました。別に何か影響がある訳でもなく、むしろ昭和という元号を見ることでなんとなく懐かしさを感じていたものです。今回もそんなことになるのでしょうか。そうそう何もかもがすべてきっちり、という必要性はケースバイケース。時にはこういった割り切りもあっていいんでしょうね。

 

 

2018年08月29日 16:34
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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社会保険労務士
マンション管理士
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