雷が鳴りだしたときの対策をしていますか
昨日の朝、夕方と京都市内では天気が一変、激しい雨と雷に襲われました。雷が鳴り出したとき、皆さんは何かしますか?
私がするのは、データを保存している外付けハードディスクのコンセントを抜くこと。自宅の近くに雷が落ちると、時として電線やアンテナ・電話ケーブルに過電流が流れ、電子機器を壊してしまう雷サージ(誘導雷)が起きることがあるのはよく知られた話。これに対する防御策として、「コンセントを抜く」を実践しています。本来はパソコンやモデムなども抜くのがベストなのでしょうか、最低限無くしたくないデータということで外付けハードディスクに対して行っています。私の場合、パソコンやモデム、ハードディスクといったOA機器のコンセントは、雷サージ対策をした電源タップを使っていますが、これにも一定の限界はあります。一番の対策はコンセントを抜いてしまうことというのを以前にテレビで見たことがあり、以来「雷が鳴る=コンセントを抜く」です。
「雷サージによって壊れる」以外にも注意しなければならいないことがもう一つあります。それは一瞬おきる停電、瞬間停電(瞬停)によって起きるデータの損失です。これが起きると例えばデータ入力中でセーブしていなかった場合、そのデータがあっという間に消えてしまいます。これは私も現役SE時代に何度も経験したことがあります。オフィスでは瞬停が起きても電圧が下がらないよう対策をしているところもありますが、一般家庭ではなかなか対策はしていないでしょう。滅多にないこととはいえ、何かパソコンで作業をしている時、雷が鳴ったらデータを保存して電源を切って、コンセントを抜くというのがベストです。ただし、瞬停が起きる原因は雷だけではないのでこの点は注意してください。
パソコンが雷サージによって故障した時、一番困るのはその中のデータが壊れてしまうことですが、雷サージ以外の原因にも備えておくことも大切です。対策としては外付けのハードディスクなどの外部媒体へのバックアップでしょう。皆さんの中にも今まで撮りためたデジカメ画像がたくさんパソコンの中に保存されていませんか。それがもし取り出せなくなったら、そのときのショックは大きくありませんか。デジタルデータは案外もろいもの、バックアップは必須です。
今日も雲行きが怪しく天候は不安定、コンセントは暫く抜いたままとなりそうです。