マイナンバーカードの普及率が発表されています
総務省のホームぺージ内の「マイナンバー制度とマイナンバーカード」で、マイナンバーカード交付状況が更新されました。
最新の今年7月1日現在、全人口に対する交付率は11.5%、国民8.7人に1人が交付を受けた計算になります。平成28年1月から交付が開始されて2年半、さてこの数字はどう評価されるのでしょうか。ちなみに交付状況が発表されるのは今回で6回目、過去の交付状況を見てみるとこんな具合です。
年月 | 交付率 | 前回からの増加率 | 1ヶ月あたり |
---|---|---|---|
平成29年3月8日 | 8.4% | ー | 0.6% |
平成29年5月15日 | 9.0% | 0.6% | 0.3% |
平成29年8月31日 | 9.6% | 0.6% | 0.2% |
平成29年12月1日 | 10.2% | 0.6% | 0.2% |
平成30年3月1日 | 10.7% | 0.5% | 0.25% |
平成30年7月1日 | 11.5% | 0.8% | 0.26% |
こうしてみると、最初は高かった交付率も、2回目以降の発表では平均して0.2~0.3%といったところ。最初は制度に関心のある人や、新しいことに対しては興味の強い人がアクションを起こすのはマイナンバーに限ったことではありません。そういった人たちが一通り申請を終えたことで、今後増加率が高くなるためにはやはり何らのメリットがないと劇的には変わらないといことでしょうか。
利便性の向上という点では、平成31年1月から、国税庁が国税の電信申請・申告システムであるe-Taxの利用について、マイナンバーカード利用時によける間便化を進めています。簡単に言うと、e-Tax利用の簡便化の2つの方式として「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の2つの方式とし、「マイナンバーカード方式」ではマイナンバーカードを用いてマイナポータル経由又はe-Taxホームページなどからログインするだけで、より簡単に利用を開始し、 申告等データの送信ができるようにするというものです。現在は、マイナンバーカードによる申告であっても、事前にe-Taxの開始届出書の提出やID・パスワード野取が必要でした。新方式ではこの手間が無くなることになります。
☞詳細はこちら「(個人の方へ)平成31年1月からe-Taxの利用手続がより便利になります」(国税庁ホームページより)
現在マイナンバーカードを利用できる身近なサービスとして普及しているのは、住民票の写し・印鑑登録証明書等をコンビニエンスストアで取得できる、いわゆる「コンビニ交付」。全国1,718市町村のうち、539市町村(9月12日現在)で利用可となっています。ちなみに京都市ではまだ利用できませんが、みなさんの住んでいる市町村はどうでしょう。といっても早々頻繁に住民票を取ることはないというのも現実、利便性を身近に感じるにはまだまだのようです。