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天災に対して「謝罪」することが必要なのでしょうか

みそそぎ川(20181002)

夕方のニュースを見ていて何気なく感じたことです。

 

そのニュースとは、中部電力による会見。今回の台風が原因で起きた静岡県内の大規模な停電が丸一日以上経過していること。現在も17万戸で停電しており、完全復旧まであと2日必要と見込まれること。何よりも会見の冒頭ではまず「契約者の皆さまにはご迷惑をおかけして申し訳ございません」の言葉と頭を下げての謝罪。

 

今回の停電の原因は誰が見ても明らかな天災、中部電力側に何らかの過失があった訳ではありません。ここまで平身低頭して謝罪をする必要があるとは思えないのですが、このいつもの光景はこの国独自の文化と いいますか、何か違和感を感じてしまいます。

 

もちろん、何か非があって相手に迷惑をかけてしまったときに謝罪することは必要です。あるいは、日本人はちょっとした会話のなかでも「申し訳ございませんが」とか、「ご迷惑をおかけしますが」など、これから相手に生じるであろう負担に対して「あらかじめ謝罪しておく」といった言葉が当然のように出てきます。これは、少しでもことを荒立てることなく、和を重んじる日本の文化であり美徳なのでしょうが、今の社会ではこれを逆手に取った、あるいは過剰に謝罪を求めるいわゆる「クレーマー」を生む根源になっているように思います。

 

少なくとも、今回のように直接の加害者でない人達が謝罪をするということ、その一方で被害を受けていない人が過剰にテレビやネットで責任論を語ることが本当に必要なのでしょうか。日本の謝罪する文化は昔はともかく、現在は窮屈な世の中にしているように考えますが、皆さんはどのように思われますか。

 

 

2018年10月02日 18:47
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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