日本の都市特性評価 2018
今日は地元ネタです。
手前味噌ですが、日本の都市特性評価の2018年版が先頃発表され、京都市が1位の評価を受けました。この評価は、都市戦略研究所が行っているもので、同研究所のホームページでうたわれているこの調査の目的は、
日本では少子高齢化の進行により急速な人口減少が見込まれるなかで、日本全体が活力を保ち続けるためには、各都市が独自の特性を活かしながら、人や企業を惹きつける「磁力」と、魅力や強みを継続的に発揮し続ける「発展性」を維持することが不可欠。この調査では、各都市の都市政策立案に資することを目的に、日本の各都道府県における主要都市を対象に、都市の力を相対的かつ多角的に分析し、都市の強みや魅力といった都市特性を明らかする(以上、http://mori-m-foundation.or.jp/ius/jpc/より抜粋)
この調査は、83の指標からなる26のグループをさらに6つの分野「生活・居住」「環境」「交通・アクセス」「経済・ビジネス」「研究・開発」「文化・交流」)に集約したスコアの合計によって評価されたもの。この中でも京都市は特に「文化・交流」が1位、「研究・開発」が2位という評価が全体を押し上げる原因となっています。これだけ多くの文化財や施設があって、大学や企業の本社があるという点も大きいのかもしれません。一方で評価が低いのが「環境」の52位、快適性や自然環境といった指標では、底冷えの厳しい冬、連日猛暑の続く夏はとても快適とは言えないのでしょうね。
ちなみにこの調査では、クラスター分析として似通った個体のグループ化の結果も公表されています。その一つに「高い総合力と高度なバランスがとれた都市群」というものがあります。今回の公表資料を見るに、バランスという面ではこちらの方が評価は高いのではないかとうのが個人的な意見です。その都市とは「札幌市・神戸市・福岡市・仙台市・広島市・北九州市」、この街にお住まいの方はどのように思われますか。
公表されている調査結果はこちら「日本の都市特性評価 2018 概要版」