未来へ向けての第一歩
先日、ある顧問先企業さまからこんな嬉しい報告をいただきました。
「来年度の学卒新規採用予定者から承諾の返事が届きました」
こちらは過去に新規採用をしたことがなく、今年度の採用活動を全面的にバックアップさせていただいた企業さまです。募集を行う学校へのご紹介、会社説明会で使用するスライド資料の作成や説明会の進め方、実際の説明会への同席など採用担当者と一体となって取り組んだ成果とあって、結果がでて私自身も嬉しさと同時にホッとしたご報告でした。来年4月以降の研修で利用するテキストの仮納品も済ませており、今後は次年度の採用支援の継続と併せて、新人研修支援のご依頼もいただきました。有り難いお話しです。
新しい人材を継続的に確保・育成していくことは企業にとっての根幹です。こちらの企業は今後の事業展開を見据えて、今までの中途採用中心から新卒者採用・育成という新たな方法を検討され、昨年のちょうど今頃にお話しを戴きました。「企業にマッチした人材を自分たちで育て、いずれ会社を支える人材になってほしい」という経営者さまの考えがベースにあり、いい意味でのトップダウンで判断いただけたことも結果に繋がっています。何よりも一緒に動いた採用担当者の方の熱意が就職担当の先生や、学生さんに伝わったのでしょう。
中途採用と違い、新卒採用はその成果が出るまでに相応の時間とコストが必要になります。私の経験則から最低3年はじっくり育てるという取り組みが必要。その点も経営者さまにご理解いただいており、これから新人研修終了後からの向こう3年間の育成のロードマップの検討を始められるとのこと。業界マターの専門的なことでもあるのですが、私も一緒に勉強させていただければと考えています。
プロ野球セリーグで3連覇を達成した広島東洋カープを見ていると、地道な人材の確保から育成が、その後にいかに大きな結果に繋がるかを改めて考えさせられます。少なくとも私の顧問先企業さまにあってはかくありたいものです。