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共通項はあれど結末が同じにはならないために

南禅寺三門(20181104)

先月29日の朝日新聞朝刊にこんなタイトルの記事が掲載されていました。

「アムステルダム 観光客を抑制」

 

今世界各国が観光客誘致を掲げ、あの手この手で自国の観光資源をアピールし、観光雑誌のランキング上位に掲載されれば一段と観光客が増える。日本の観光庁も2020年に訪日観光客4000万人という目標を掲げて、様々な取り組みをしています。が、一方で観光地ではいろいろな問題が起きているという現実もあります。今回、オランダのアムステルダムでは羽目を外す外国人が目立ち、住民への影響を無視できなくなるなどの影響から、観光客の抑制に転換したということです。

 

新聞の記事を一部引用すると、「酒に酔って朝方まで外で叫ぶ外国人。路上に捨てられるゴミ。民家への破壊行為など。(途中省略)一部の観光客のマナーの悪さと市民生活への影響を問題視し、市は14年、観光客を抑制する方向に大転換した」というのが主旨。そのため、海外での観光客の誘致活動を止め、中心部でのホテルの新規建設の中止、貸自転車やツアーチケット店などの観光客向けの新規開店を原則禁止とするといった政策を進めているとのこと。アムステルダムの現状を直接目にしたわけではなく単純に比較はできないものの、抑制の原因となった事情は最近ここ京都市でも問題となりつつあることと似ています。

 

アムステルダムと同じ結末はあってはならないのですが、観光地といえども人がそこで仕事をしていたり、生活の場であったりします。とはいえ、文化も価値観も違う外国人観光客にはわからない部分も多くあるのは当然です。観光客を迎える側も「してはいけないこと」や「守ってほしいこと」をいろいろな手段で伝えることも必要です。宿泊先や交通機関、観光地などでチラシを配布するとか、スマホに一斉配信する仕組みを作るなど、知ってもらう努力もしなければならないのでしょうね。

 

「ここにある物を見てください。どんどんお金を使ってください。でも多過ぎるから一定以上は来ないでください」ではちょっと勝手のような気がします。

 

 

2018年11月04日 05:36
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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