紅葉シーズンがピークを迎えています
11月最後の週末の3連休、京都市内はまさに紅葉シーズンのピークです。
名所と言われる紅葉スポットには観光客が押し寄せ、歩くのこともままならないほどの混雑、移動手段である市バスも観光客で満員といった状態です。一昨日の23日、南禅寺から永観堂あたりを散策してきましたが、紅葉の綺麗なこともさることながら、人の多さにも驚きました。年々混雑がひどくなっているのではと感じます。
そんな中で、私のおススメの一つが金戒光明寺の塔頭である「栄摂院(えいしょういん)」。普段は公開されていないのですが、秋の紅葉のシーズンの2週間ほどは庭園が公開されます。例年日付が決まっているわけではなく、その年の見頃の時期に併せて公開となるため、こまめに覗く必要がありますが、その価値は大いにあります。庭園全体を紅葉が覆い、夕暮れ時には真っ赤に染まるといってもいいくらい、圧倒的な赤色にため息が出るほどです。以前はあまり知られていなかったのですが、ガイドブックに掲載されるようになり、最近はここも観光客が増えてはきましたが、まだゆっくりとできる時間帯が多い隠れスポットです。
でも今年の紅葉、よく見ると先が割れていたり、枯れている葉っぱが目立ち、少し色が黒くくすんで見えます。最近の朝のラジオでも取り上げていましたが、やはり今年の夏の猛暑の影響が残っているとのこと、しかしそれを差し引いても十分楽しめます。多くの名所は今月いっぱいが目安ですが、世界遺産である下鴨神社は例年12月に入ってから見頃を迎えます。もうしばらく秋を楽しめそうです。