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「仕事に誇りを持ってもらうこと」の大切さ

レジュメ(20190206)

私が所属する京都府社労士会中支部、毎月1回所属する社労士が講師となって研究会を開いています。私も昨年の9月に講師を務めさせていただきましたが、2月は一昨年・昨年に引き続き、元シンガーという異色の経歴を持つ山下典子先生が講師、昨日午後出席してきました。

 

今年のお題目は「小規模建設業の人が集まる職場づくり」。ご主人が経営されている建設会社での取り組み、その成果や新たに見えてきた課題や問題点などを分かり易く解説していただきました。業界こそ違っても、その方法や考え方を少しアレンジすればどこにでも活用できる「ツール」をいろいろと得ることができたように思います。そんな中で奇しくも2つ、重なっている手法と取り組みがあったのでご紹介します。

 

【1】KJ法

ご主人の建設会社で全員参加型の会議で利用された方法が「KJ法」。これは会議が鶴の一声や天の声、ごく一部の人達の意見のみで進んでいくことを避ける手段として用いられます。それぞれの意見や考え方などを自由に付箋紙に書き、貼り付けていく。出された多くの意見を整理し、統合するために、その付箋を適宜張り替えたり、同じような意見を重ねたりして意見集約をしていく方法です。よくブレーンストーミング(ブレスト)の後工程で用いられるものです。この方法、私も会社員時代に新人研修を担当していた頃、あるテーマについての意見集約の研修で用いたことがありますが、テーマに対する意見全体を俯瞰的に見ながら進めることができます。全員参加型で意見集約を図る手法、いい仕組みを「思い出させて」いただきました。今度私の顧問先でも導入してみようかな。

 

【2】給与体系・評価基準の策定とトライアル

今年予定している取り組みとして考えられているいくつかのテーマの中の一つとして紹介されていました。このテーマは私が現在ある顧問先で取り組んでいるものと同じです【仕事の評価を給料と利益に結びつける仕組み(2019.1.25)】。従業員の生活を支えるための最低限の賃金として、年功給的な属人給は必要ですが、やはり仕事の評価や貢献度に応じた職能給のウェイトは今後より大きくなるのではと思われます。ただそのためには公平で分かり易い、誰しもが納得できる評価基準が必要になります。今後機会があれば意見交換などさせていただきたいものです。

 

最後にもう一つ、昨日のお話しの中で最も共感したのは「自分の仕事に誇りを持ってもらうこと」の大切さ。このきっかけとして、会社ホームページ作成の中でプロのカメラマンに従業員の仕事ぶりを撮影してもらい、それを見せることでモチベーションアップに繋げたことを紹介されていました。山下先生の話し方とその言葉からは、ご主人や社員を思う気持ちや思いが伝わってきたのですが、ふと沸いてきたのが「もしかして顧問先の従業員さまに仕事に対する誇りを持ってもらうことも、社会保険労務士の仕事の一つかもしれない」ということ、これはちょっとした感動でした。

 

貴重なお話しありがとうございました。また来年2月に続編を期待しています。

☞山下典子先生が代表を務めるオフィス ル・シールはこちらから

 

 

2019年02月06日 06:41
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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社会保険労務士
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一柳 賢司

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