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もしものとき誰がどう動くか

御所の白梅(20190312)
東日本大震災から8年目を迎えた先日、テレビや新聞では多くの特集記事が掲載され、特別番組が放送されていました。皆さんはあのとき、何をしていましたか。

ここからは私が経験し、考えさせられたことです。震災があったのが金曜日、その2日後の日曜日の午後にあるメールが当時勤めていた会社の上司(役員)から届きました。そのメールの内容とは、「震災によって東日本の電力需要が逼迫している。そのため関西電力としても広く節電を求めており、このメールを多くの人に広げてほしい云々」。内容は具体的でそのときの状況からすればもっともな内容ではあるのですが、よくよく考えてみるといわゆるチェーンメールです。この上司は多くの社員にこのメールを展開したことで、その後に私の元には数人の社員からその取扱いを確認するメールが届いたりと、ちょっとした騒動になったことがありました。発信元が役員であったことでその取扱いをどうすればよいのか、下々の社員は悩んでしまった訳です。

当時私が勤めていた会社は、システム開発に関わる企業であり、情報を取り扱うことを生業とする企業です。そんな企業の役員がチェーンメールを展開してしまうことに驚いたのですが、でも今思えばあの状況の中でそれらしいメールが来たら、良かれと思って展開してしまうのでしょうか。でも、チェーンメールは通信ネットワークに負荷がかかることで、本当に必要な情報が伝えられなくなったり、あるいは殊更に不安を煽ってしまうなど、総務省のホームページでも転送しないことを呼び掛けています。やはり不用意な行動は避けるべきですよね。

こういった緊急時に、企業という組織の中で問題が起きた時、どう対処するべきかは考えておく必要があります。本来とるべき連絡をどのようにして確保するのか。あるいはこういった類のメールを受け取ったときに、誰に報告しどう対応するかといった手順も必要です。ついうっかりチェーンメールを不特定多数の人に一斉に送ると、社員のメールアドレスという個人情報が外部に漏れてしまうリスクもあります。

「こんなことはあり得ないだろう」「しないだろう」というのは緊急時には当てはまらないと考えて、そのときの誰がどうするかを考えておいた方がよいのかもしれません。

 

 

2019年03月12日 10:27
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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