会社の「危機管理」はできていますか
オフィス内に先月までにはなかったラミネートパウチされたフローチャートが掲げられていました。それは、「地震等の天災」「火災」「情報漏洩」「外部からの侵入」といった事故や発生したときに、どのように動くかを視覚化したもの。危機管理マニュアルのポイントを抜粋して作成されたとのことでした。こちらの顧問先の業態は具体的にはご紹介できませんが、万が一の時の連絡先が非常に多く、特に災害時に組織としてどう動くかが人命に大きく関わることもあり、そのような危機感も根底にあったようです。
このブログでも東日本大震災のときに、私自身が経験したチェーンメールのことを取り上げましたが、いざというときに個々に判断を求めるのはなかなか難しい、あるいは適切な判断ができません。平時にこういったマニュアルを作成して、普段から目にして刷り込んでおくことが大事なんでしょうね。
今回、フローチャートを作成するにあたって、従業員各々がどのような潜在的な問題があり、またそのときどのように動き、自分が何をすべきか、どのような役割があるのかが明確になったそうですが、この効果は大きいですよね。その中の一項目で、みなさんの会社でもすぐに準備できそうなこと、これ意外に作られていないところが多いのではないでしょうか。それは「安否確認のための緊急時の連絡網・報告ルール」。携帯番号やメールアドレスなどは個人情報でもあり、連絡網として社員全員が目にすることができるのは抵抗があるかもしれません。そんな時には、例えば緊急連絡用に限定したメールアドレスを作成するといった方法もあります。
みなさんの会社でも検討されてはどうでしょうか。
2019年03月18日 07:07