小さなことの積み重ねが生み出す結果
前日の試合では1打席で途中交代でしたが、昨日の試合では1打席後も守備に入り、今日は最後まで出場するのかと思ったところで、ネットやテレビのテロップで流れた記者会見のニュース。「そのときがきたんだなぁ」という思いと、「しっかりと最後の雄姿を見ておこう」と試合中継終了まで見てしまいました。最後の打席ではイチロー選手らしい内野ゴロでヒットと思わせる場面もありましたが、残念ながら昨日の試合でもヒットを打つことはありませんでした。以前にイチロー選手は「自分の限界を見てからバットを置きたい」ということを言っていましたが、その限界をちゃんと見据えたのでしょうか。
その後の記者会見、すべてを見ることはできませんでしたが、イチロー選手らしい記者会見でした。よく「孤高の人」とか言われましたが、本当に自分のするべきことやしなければならないことを見据えて、決してブレることなく確実に前に進んできたのでしょうね。そのストイックさや、プロセスが我々にはあまりにも凄すぎてそういった形容になってしまったんでしょうね。
日本のプロ野球で7連連続で首位打者になり、大リーグで10年連続200本安打を記録したり、何よりも日米通算4367本という安打記録、もう2度とこんな選手は出てこないのではないかと思います。引退はとても残念ですが、最後の最後までイチロー選手らしい、決して奢ることのない会見を見ていて、いかに自分をしっかりコントロールし、小さなことを積み重ねることが大きな結果を生むのか、そんなことが改めてわかったような気がしました。
昔、手帳の裏表紙に書いていた、イチロー選手の発言があります。
「夢を掴むことというのは一気には出来ません。
小さなことを積み重ねることで
いつの日か信じられないような力を
出せるようになっていきます」
忘れないように、ここに書き留めておきます。
イチロー選手、お疲れ様でした。
2019年03月22日 10:09