「もしかしてあるかも」を見つけること
業界や業種に限らず、いろいろな原因が相まって今や人手不足の時代、顧問先さまからもよく相談を受けます。求人を出してもなかなか応募がない、人がいれば受注できる仕事をみすみす逃している、そんなお話しもよく聞きます。ではどうしたらいいのか、皆さんはどう考えますか。
一つの方法として提案できるのは、仕事の効率性を上げて、現在の人員でできる仕事の質を高めること。あるいは仕事の無駄を省いて、現在の人員でより利益を生む仕事を増やすこと。ではそのために何をすべきか。各社員の仕事を「見える化」し、仕事を「棚卸し」することで、チームや部門単位のメンバーで仕事を見直すことです。
それぞれが担当している仕事を見える化することで、重複していたり、あるいは前後が繋がっていない無駄な仕事が少なからず出てきます。Aさんの仕事がBさんの仕事の一部と重複していたり、Cさんの仕事のアウトプットは実はもう使っていなかったり、DチームとEチームでは同じ仕事をしていたり、といった具合です。見える化していないから今は気付かない無駄な仕事、見える化することで、ではその仕事をどうしたらよいか、みんなで考えることができます。一人ひとりでは属人化して見えない仕事を思い切ってオープンにしてみんなで考えることで、大きな効果を生み出す可能性があります。
いわば仕事の再編成をすることで、今の仕事にかかる人的コストを削減し、その空いたコストで新たな価値を生み出す仕事をすることができれば、少なくとも人員はそのままで収益を伸ばすことができるかもしれません。皆さんの周りにも、あるいは自身で抱えていませんか、無駄な仕事。より収益を生む、新しい仕事にチェンジしてはどうでしょうか。
2019年04月19日 16:46