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仕事を持ち帰ることはリスクが一杯

八坂の塔と京都タワー(20190620)
皆さんは会社でできなかった仕事を持ち帰ったことはありますか。

おそらく、全くないという人は少ないのではないかと思います。内容や程度の違いこそあれ、一度や二度はあるでしょうし、今でも日常的に持ち帰っている人もいるかもしれません。が、これは非常に大きなリスクをはらんでいます。例えば、会社の就業規則や、情報セキュリティに関する規約で、個人情報や企業機密の持ち出しを禁止していたり、あるいは会社のパソコンの無断持ち出しを禁止しているといった場合、これに反している可能性があります。万が一にも帰宅や出勤途中の紛失や盗難などの事故で、資料やパソコンが第三者に渡ったとき、個人や会社に対して責任が問われかねません。会社に無断であれば本人に、同意していれば会社も連帯責任となります。

また、持ち帰って仕事をした場合、その時間が勤務時間となるかどうかといった問題もあります。自宅という環境下で、会社の目が届かない状況での仕事について、まずどれくらいの時間仕事をしたのかということを把握することはできません。が、もしこの持ち帰りが、上司や会社からの指示であったり、もしくは暗黙の了解でされていたとするなら、時間の把握は難しくはなりますが、いわゆるみなし労働として残業手当の支給対象となる可能性があります。また、全く関与しないところで行われたのであれば、労働者側の時間の持ち出しというのが一般的な考え方です。

ただし、使用者の同意があろうがなかろうが、最初に記載した紛失や盗難のリスクを考えると、持ち帰り仕事はしない方がベストです。止むを得ない場合でも資料の持ち出しをしない工夫、例えばメールで送受信するとか、機密に関する仕事は社内での作業に限定するといった対策が必要です。
 

 

2019年06月20日 18:15
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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社会保険労務士
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