値上げの基準は「108分の110」
それは多くの人が日常生活で利用する鉄道運賃。JRや私鉄各社、地下鉄などでほぼ一斉に料金が改定され、初乗運賃で10円程度引き上げられます。ちなみに私がもっとも多く利用する京阪電車では、初乗りが150円から160円に、出町柳~淀屋橋間で420円から430円に改定されます。
ところで今回の改定では一つの率がその上限となっています。それが「108分の110」、消費税の値上げ幅の分だけ運賃を改定するというものです。率にして1.852%で鉄道各社はこの範囲で値上げを実施することになっています。いわゆる「便乗値上げ」は上乗せしていませんということが明確になっていると言えるでしょうか。ただし例外もあり、経営難で苦しむJR北海道では、消費税も併せて約11%の値上げが予定されています。これだけの値上げとなると余計に利用客が遠のくような気がしますが、難しいところなんでしょうね。
そしてもう一つ大きく影響があるとすれば、郵便料金。こちらはハガキが1円(62円→63円)、封書で2円(82円→84円)引き上げられます。私が仕事で多く利用するレターパックもレターパックプラスが510円から520円に、レターパックライトが360円から370円となります。利用頻度が多いだけにこちらは結構影響がありそうです。
移動の足と、納品の手段で受ける増税の影響、じわりと効いてきそうです。
2019年07月08日 15:04