帰属意識が高い会社の共通項
【1】組織の目標が明確で、かつ役割を意識している
まず会社の目標がはっきりしていること。更にその目標をブレイクダウンして、部や課や係といった所属する組織の目標があり、さらに個々の目標やその実現のために各自が何をすべきかが明確になっていることです。企業の目標は決してカッコイイものでなくてもよいのです。〇〇プランといった響きのいいネーミングも要りません。単に売上をいくらにするとか、来客者数前年比〇〇%アップといった、具体的な数字の方が、進捗状況も分かりやすく、実感できます。その中で自分がどれだけ貢献できているか、意識できることがポイントです。
【2】社員が会社に魅力を感じるものがある
これは結構重要なポイントです。人が誰かに好感を持つとき、何かしらの魅力をその人に感じます。それは会社に対しても同じで、自分の会社に魅力があれば、会社を好きになり、帰属意識も高まります。「会社の魅力は社員全員で作ってゆくもの」という経営者の方もいます。間違ってはいませんが、社員がそう考えて働ける環境を作るのは、まず経営者の役割であるはずです。
【3】組織が明確になっている
例え少人数の会社であっても。実態に即した組織を作って誰がどこに所属しているのかを明確にすることです。ポイントとなるのは「実態に即して」いること。在りもしないしない組織を対外的に見せるために作り、適当に社員を属したりするのは論外です。形だけというのは逆に社員の帰属意識を下げてしまいます。
【4】評価制度がしっかりできている
言うまでもありません。仕事の出来栄えに見合った評価がされることは、誰かが自分の仕事を見てくれているという意識を持つことなります。もちろん、結果次第ではマイナス評価もあって然るべきです。要は、結果と評価がちゃんと結びついていることがポイントです。
さて、皆さんの会社ではこの4点はどうでしょうか。もし、「うちの会社の社員の帰属意識は結構高い」という方は、この点を満たせている企業に属しているのではないかと思います。ご自身の会社をチェックしてみてはいかがですか。
2019年07月19日 13:46