半数以上が参加しないことの意味
どの政党が与党、野党としてよいのかということについて、ここであれこれと意見をするつもりはありません。それよりもっと大きな問題であると思うのは、その投票率が48.8%と過去2番目の低さであったということ。今回、期日前投票は過去最高であったようですから、選挙当日に投票所に行った人は、その分を差し引くと10人に3人ほどだったということになります。
有権者の半分以上が投票をしないという選挙、過半数に満たない人の意思として示された民意、どう評価していいものなんでしょうか。関心のあるテーマがなかったのか、そもそも政治に対する無関心の表れなのか、いずれにしても決していい状況であるとは言えないんでしょうね。
投票に行かないというのも一つの意思表示と考えると、それが過半数。これが何を意味しているのか、国会議員や官僚の方々に考えていただきたいものだと思います。そしてこの人達が、投票で意思表示を示すようになれば、今よりはいい方向に向かうように思えるのですがいかがでしょうか。
せっかく持っている選挙権、もっと有効に使うための教育も必要ですが、もっと投票をし易くするための取り組みであったり、投票をした人には一定のインセンティブが与えられるといった仕掛けがあってもいいのかもしれません。個人的には投票に行くことでくじに参加する権利、例えば番号等が記載されたカードが投票と引き換えに交付され、後日抽選によって何かが貰えるような仕掛けがあってもよいかと思いますが。
2019年07月22日 12:39