そこは踏み込んではいけないのでは
あくまでも個人的な意見ではありますが、最近の動きには少し疑問を感じてしまいます。「ちょっとそれは違うだろう」と。
元はと言えば、お笑いとはいえ企業という組織に属する一芸能人が、社会人のモラルとしてやってはいけないことをしていたことで、それに対して本人と企業がどう対応するかということだったはず。ですが、最近の報道を見ていると、所属する他の芸能人の人達が、会社の体制を批判したり、あるいはトップの解任まで訴えるといったことになっています。
一般企業で言えば(この企業も一般企業ですが)、一社員が社長に「辞めてください」と言っているようなもの。個人事業ならまだしも、株式会社であれば社長は株主総会や取締役会といった場で選任あるいは解任されるもので、一社員の意思で決まるものではありません。そもそも、今回の問題とは全く次元の違うことではないかと思います。
ある芸能人の言動と、過去にある政治家が起こした行動をダブらせて「加藤の乱」と銘打って報道されたりもしています。マスコミの報道は、本来論ずべき問題からズレていっているように見えるのですがいかがでしょうか。更に言えば、一部の人達の言動には、この騒動に便乗して名前を売ろうとする意図も見えますがどうでしょう。
この問題は何だったのかを考えるべきで、会社の体制はあくまでも企業内部での議論ではないでしょうか。
2019年07月28日 06:47