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2019年8月の記事:ブログ(日々雑感)

いつも心がけていること

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本日午後、京都府社労士会中支部で毎月行われてる研究会に参加してきました。

今回のテーマは「労働審判について」。とても経験豊かで、法律問題に造詣の深い石井道子先生が講師をされ、大変勉強になった2時間となりました。労働審判といっても、我々社会保険労務士は、労働裁判で依頼人の代理人となることはできません。それは弁護士や司法書士のみに与えられたものです。社会保険労務士ができるのは、「裁判外紛争解決手続」、通称ADR業務と言われるもので、裁判によらずに双方の話し合いで解決する手続きの相談、手続き、代理業務です。もっともこの業務を行うには、一定の研修を受け、試験に合格した「特定社会保険労務士」とならなければなりません。

私は、業務の中心においているのは、採用や研修支援、企業内の総務・人事の業務コンサルティングや実務支援、社員さまのライフサポートなどです。また、有り難いことに顧問先の労使関係が良好であるところばかりで、労使トラブルもほとんどありません。そのため、「特定社会保険労務士」となる必要性がなく、未だに取得していません。が、そうであっても常々意識して事業主様にご提案していることがあります。

それは、奇しくも今日の研修で石井先生が何度も口にされた「予防法務」という考え方。社会保険労務士は、起きてしまったトラブルを解決に導くことには限界があります。しかし、トラブルが起きないように事前に手を打つことはできます。それが就業規則を作ったり、各種の労使協定を締結したり、必要な制度を作ったりすること。最終的にするしないはオーナー様の考え方によりますが、提案は常にするように心がけています。事前に手を打ってトラブルを防止する、この予防法務は私がいつも心がけていることです。

何事も先に手を打っておくことは大切なことです。
 
2019年08月06日 16:43

費用対効果は当初の5,000分の1?

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投資した効果が当初の5,000分の1、もし民間企業の場合だったら責任問題にもなりかねません。

そんな事態が現実に起きている、先頃の朝日新聞朝刊に掲載されていました。それはマイナポータルの利用に関することで、開始当初の想定に比べ、実際の利用率が0.02%にとどまっているとのこと。見込み違いというにはあまりにも乖離が大き過ぎるように思います。

そもそもマイナポータルとは、マイナンバー導入に合わせて国が整備したシステムのことです。具体的には、自分の個人情報が行政機関がどのように利用されたか、あるいは、自分の所得や社会保険料、税金などの納付記録を見たりすることができるものです。

このマイナポータル、利用するにはマイナンバーカードが必要なことはいうまでもありませんが、そのマイナンバーカードを読み込ませるためのカードリーダーが必要であること、もしくはカードを読むことができるアプリをダウンロードしたスマホ(iPhoneに限る)が必要になります。そもそもカードの普及率が10%台の上に、カードリーダーが必要ということで、先ず利用するためのハードルが高いのです。

その結果、当初は月間2,025万件の利用があると見越し、100億円を投資してシステム環境を整備したものの、蓋を開けてみれば月間5,000件弱の利用にとどまっており、費用対効果は当初想定の5,000分の1ということになるわけです。そもそもマイナンバーカードが想定を大きく外れて普及してないことを踏まえれば当然といえば当然かもしれません。

それにしても何とも勿体ない話です。
 
2019年08月05日 12:37

パソコンを買い換えました

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この仕事を始めるにあたって、本来は「いの一番」にしたかったことをようやく実現しました。

昨日、思い切ってパソコンを買い換えました。今まで使っていたノート型パソコンは、以前に落下させるという事故があり、以来完全に閉じることができないという状況に陥っていました。また、機能的にも重く、安定性が今ひとつという状況。セキュリティ的には問題ありませんでしたが、騙し騙しの綱渡りといった状況。万が一にも、給与計算業務が集中する月末にいきなりダウンともなれば、と考えるとちょっと怖い状況でした。

それともう一つ、消費税がいよいよ10月からアップ、仮に20万とするとその差は4,000円にもなります。もうこれは今しかないということもありました。

朝8時から始めたセットアップと、データの移行が終わり、いよいよ始動です。明日から片腕として頑張ってもらいましょう。
 
2019年08月04日 10:17

最低賃金の引き上げ、京都は909円に

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2019年年度の最低賃金の引き上げの答申がまとまりました。

全国平均で27円の引き上げで、引き上げ幅は過去最高額となっています。引き上げはランク毎に決められ、それぞれAランクが28円、Bランクが27円、Cランクが26円、Dランクが26円づつ引き上げられることになります。各ランクに属する都道府県は以下の通りです。
     
ランク 都道府県
埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪
茨城、栃木、富山、山梨、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島
北海道、宮城、群馬、新潟、石川、福井、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、徳島、香川、福岡
青森、岩手、秋田、山形、福島、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄



ちなみに京都は現在の最低賃金は882円、今回の答申のとおりとなれば27円引き上げられ、10月からは909円となります。今回示されているのは地域別最低賃金といわれるもので、その地域(都道府県単位)の事業者(使用者)はその種類や規模を問わず、この金額以上の賃金を支払わなければなりません。最低賃金にはもう一つ、特定最低賃金というものがあり、こちらは特定の業種の労働者に適用されるものですが、地域別最低賃金と特定最低賃金の両方が適用される場合、使用者はいずれか高い方を支払わなければなりません。

今回話題となっているのは、東京と神奈川では1,000円を超えたということ。最低賃金は言うまでもなくパートやアルバイトにも適用されます。この2都県では10月以降、時給1,000円以上が必須となるわけで、学生アルバイトやパートタイマーを多く使用している事業者には大きな影響が想定されます。

なお、今回の引き上げ後、もっとも高いのが東京都で1013円、逆にもっとも低いのが主に東北、四国、九州地方の各県で788円その差は225円。同じ仕事をしても地域によってこれだけの格差があることが、いろいろな面で格差が埋まらない原因なんでしょうね。
 
2019年08月03日 10:44

また新たなご縁をいただきました

青い池(20190802)
昨日は、午後から大阪市へ出かけてきました。

その目的は、ある顧問先企業のオーナーさまからのご紹介で、7月から顧問契約を結ぶことになった企業さまへの初めての定期訪問のため。こちらの企業さまは、昨年個人事業から法人化されたばかりで、これを機に総務や人事部門を強化しようと考えておられ、依頼できる専門家を探していた折に、ご紹介をいただいたというのが経緯です。

法人化されたばかりということで、社会保険や労働保険の加入手続きは終わっているものの、それ以外はほぼゼロの状態。具体的にするべきことをスケジュール化して提示し、今後どのように進めていくかの打ち合わせをメインに、いろいろとお話しをさせていただきました。オーナーを除く社員さんは9名の企業とはいえ、今後近々に事業所フロアの拡張があり、また賃金に連動する評価制度の導入、勤務時間のフレックス化などを検討されています。支援させていただけるところは多々あり、3年間という長期契約を結び、会社の成長に一緒に伴走させていただくことになりました。

オーナー様との打ち合わせまでの待ち時間、オフィス内で見かけた社員さんの動きや表情がとても明るく、活き活きとしていました。これが続くように、もっと働きやすく、夢や目標を持って仕事をしていただけるように、しっかりサポートさせていただきたいと思います。

オーナーと社員のみなさん、どうぞよろしくお願い致します。
 
2019年08月02日 07:02

平成の時代で5年延びたが、不安も大きくなった?

麓郷の森(20190801)
先日、厚生労働省のホームページで平成30年簡易生命表が公表されました。

ここで発表される数字は、よく「平均余命」といわれるもので、0歳児の平均余命は平均寿命ともいわれます。平成30年の平均寿命は、男性が81.25歳、女性は87.32歳となり、過去でもっとも長寿となっています。ここまで来てもまだ延びているというのも驚きです。

平成の30年間でどれほど延びたか、想像できますか? 男性で5.33歳、女性で5.42歳とそれぞれ5歳延びたことになり、高齢化が進んでいるのも頷けます。昨今話題になった、老後に自助努力で必要な資金が2000万円という数字、仮に60歳で定年退職したとすると、その後平均で20~25年の時間があるわけで、金額の多寡はともかく、それなりの準備が必要であることは確かなようです。

自分の立場に置き換えてみると、あと30年弱の時間が残っていることになります。大学を卒業し、社会人となってからの時間とほぼ同じ、よくよく考えると長いようで意外に短いように感じます。もっとも健康で過ごせるかどうかが大事。この歳になると、いろいろなところで「?」と思える若い頃との差を実感しますが、年相応に心身の健康を維持しなければと思います。

話は戻って、簡易生命表に公表されている日本人の死亡の3大原因。「悪性新生物」「心疾患および脳血管疾患」「肺炎」、今後も医学の進歩でより治癒できる可能性が高まったとき、一体日本人は何歳まで生きるんでしょうね。長寿の一方で、生活の不安も大きくなるというのは単純には喜べない問題ですね。
 
2019年08月01日 08:01
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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社会保険労務士
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一柳 賢司

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