自然の猛威に立ち尽くしてしまいました
先週は、台風が関西を直撃した翌日には北海道で地震と天災が続いた週でした。関西では6月にも地震、7月には岡山での豪雨など日本列島はどうなっているのかと思えてしまいます。
先の台風では、京都市内でも戦後もっとも強い風速を記録しました。鴨川沿いでは多くの木の枝が折れ、中には根こそぎ倒れているものまで。昨日散歩に出かけた京都御所は驚くようなひどい状況でした。土塀が壊れ、大木が周りの木々をなぎ倒すように倒れ、場所によっては足の踏み場もないほど、落ちた枝で埋め尽くされているところも。そして枝垂れ桜で有名な一帯でも何本かの桜の木々が倒れたり、根元から折れたりという状況にしばし立ち尽くしてしまいました。京都御所のある一部のエリアが風の通り道になったのでしょうか。南から北へ、帯状に倒れている様子を見ると、自然の力の大きさにただ驚くばかりでした。
あまりに被害が大きく、ほとんど手つかずの状態で、普段の週末に比べると人も少なかったのですが、そんな中でも修学旅行生を見かけました。これから秋の修学旅行シーズンを迎えますが、こういった自然災害の爪痕を見てもらうのも、ある意味ではいい勉強になるのかもしれません。きれいに整備された公園ではなく、自然体のままというものいいのではとも思います。
最近の災害の影響か、テレビや新聞報道で「万が一の時の備え」「行動の仕方」といった内容をよく見かけます。何か起きたすぐあとは、自分も準備をしなければと思いますが、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」の繰り返しです。でも、ここ数年をみると、こういった災害の頻度は増え、その間隔が短くなっているような気がします。皆さんも、いつ自分の身に降りかかってもおかしくないという感覚は強くなっていませんか。最低限の備えを見直すいい機会かもしれません。
ちなみに私は仕事などで外出の際には、常にスマホのバッテリーと懐中電灯を持ち歩いています。万が一というほどではありませんが、何かと役に立つものです。