冬の入浴にはご注意ください
寒くなると、特に高齢者の方に注意が必要な生活行動の一つに「入浴」があります。「寒い脱衣所で服を脱ぐ→寒い浴室に入る→熱い浴槽に入る→寒い脱衣所で服を着る」という動きの中で血圧の上昇・低下が大きくなります。いわゆるヒートショックといわれる現象ですが、この過程で心筋梗塞や脳卒中を発症して命が危険になる可能性があります。消費者庁の調査結果でも12月から2月に入浴中の事故が多くなる原因の一つにあげられています。
すぐできる対策としては、温度差をなくすこと。
①脱衣所に暖房器具をおく
②浴槽のフタをあらかじめ開けて給湯をすることで浴室を温める、もしくは浴室暖房を設置する
さしあたり、これだけでも相当の効果が期待できます。
高齢者の方と同居されているご家庭では少し注意してみてください。
※写真は法然院境内(京都市左京区)
消費者庁の調査結果はこちら
2016年12月30日 06:27