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ブログ(日々雑感)

国民年金保険料の支払いが少しおトクになります

上賀茂神社
今年の4月から国民年金保険料の支払いが少しお得になります。国民年金保険料は2年分の保険料をあらかじめまとめて1回で納付(前納)することができますが、現在はこの場合の支払方法が「口座振替」のみに限定されています。これが「現金」と「クレジット払」でも可能になるというものです。前納すると、「国民年金保険料割引制度」によって、一定の割合で保険料が割引されます。割引率は前納期間と支払方法の組み合わせによって異なりますが、「現金」「クレジット払」で2年分を前納した場合、15,000円程度の割引となるようです。(正式には29年2月に確定予定)
平成29年度の保険料は月額で16,490円ですから2年分で16,490円×24か月=395,760円、仮に15,000円割引になるとすれば、3.8%程度おトクになります。また、クレジット払とした場合にポイントが付くカードでは、そのポイント還元分がプラスでおトクになります。ただし、国民年金保険料についてはポイント付与対象外としているカードもあるので、カード会社のホームページ等で確認が必要です。
なお、「現金」による納付とは、あらかじめ日本年金機構から送られてくる納付書を使って、銀行やコンビニ、郵便局で支払う方法です。

2年前納で約40万円近い金額が必要になりますが、低金利の時代に3.8%の割引をおトクと考えるかどうか、検討してはどうでしょうか。利用する場合には、1月20日以降に年金事務所で手続きが必要となりますのでご注意ください。
※写真は上賀茂神社(京都市北区)

国民年金保険料の2年前納に係る納付方法の拡充に関する厚生労働省の資料はこちら


2017年01月09日 08:17

冬の悩みごと、どのように対策していますか

賀茂川上賀茂橋付近
冬になると我が家では悩み事が一つ増えます。おそらく、「これ、あるある」と頷く方も多いと思いますが、それは窓ガラスや壁に着く「結露」です。最近は、戸建てでもマンションでも機密性が高い仕様となっていることが原因の一つです。
結露は、空気中にある水蒸気が冷やされて水滴となったものです。空気は温度が高いと多くの水蒸気を吸収することができ、逆に低いと少なくなります。中学校の理科で習う「飽和水蒸気量」のことです。冬は暖房で部屋の温度が上がり、たくさんの水蒸気を含んでいます。これが、窓や壁の周りにある冷たい空気とぶつかることで温度が下がり、吸収できなくなった水蒸気が水滴となったものが結露です。
対策は2つ、「温度差をなくすこと」と「水蒸気を減らすこと」です。温度差をなくすには、外壁と内壁の間に入れる断熱材やペアガラス(複層ガラス)が有効ですが、既存の住宅を修理するには工費が高くなります。よって、後付けでも取り付けできる内窓(インナーサッシ)が有効です。
一方、水蒸気を減らすことは比較的簡単にできます。水蒸気を発生させない暖房機(電気ストーブ、ファンヒータ)を使う、あるいは定期的に部屋の空気を入れ替えるなどです。

ちなみに我が家では、「空気中の水蒸気を減らす」という対策として除湿器を使っていますが、それなりの効果はあります。一日で驚くほどタンクに水が溜まります。
※写真は賀茂川・上賀茂橋界隈にて(京都市北区)

2017年01月08日 07:22

薬を買ったときの領収書は大切に

六角堂
今年から新しく始まった税制に「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)」というものがあります。これは、「健康の維持増進および疾病の予防を目的とした一定の取り組みを行う個人が、一定のスイッチOTC医薬品(簡単に言えば、町の薬局で販売されている薬のうち、医療用から転用されたもの)を購入し、その購入費の合計が年間12,000円を超える場合に、その超えた分を所得から控除しましょう」という制度です。
対象は、本人だけでなく、生計を同じくしている配偶者や親族が使う薬の購入も含まれます。
上限は88,000円までですが、仮に所得税率20%の場合、最大17,600円(88,000×0.2)の節税効果になります。※所得税率は課税所得額によって異なります
一般の医療費控除は年間10万円を超えなければ対象にならないため、この特例のハードルは低くなっています。ただし、確定申告が必要なこと、健康診断や予防接種を受けている等の一定の条件があります。
ちなみにこの制度の目的は、増え続ける医療費の削減です。「日頃の健康管理をしてください。また、安易に病院に行くのではなく、市販薬で治せるものは治してください。もし協力してくれたら税金を少しおまけします」ということです。

病院に行くことを無理に控える必要はありませんが、医療費の増加は最終的に我々が払う保険料に跳ね返ってきます。まずは、この特例で何か効果が出ればよいのですが。
※写真は六角堂(京都市中京区)

「セルフメディケーション税制」に関する厚生労働省の資料はこちら


2017年01月07日 07:58

見極める目と耳があれば見つかります

京大キャンパス・梅
2018年新卒となる学生の方は、3月から本格化する企業説明会に向けて、企業研究や自己分析の真っ最中でしょうか。最近は大手志向が強いですが、中小企業にも魅力的な企業はたくさんあります。企業数でみれば、日本の企業の99%は中小企業です。その中からどうやって「小粒でもいい会社」を探しますか。ヒントをいくつか紹介します。
【1】利益を特定の大手企業に依存していない
いい会社はたとえ規模が小さくても、特定の大手取引先に依存せず、健全な取引先を複数持ち、均等に利益を上げています。どれくらいの取引先があって、それぞれ利益がどれくらいか、会社案内や説明会などで確認してみるべきです。
【2】社員教育を疎かにしていない
いい会社は人に投資することを怠りません。人への投資は未来への投資であり、経営の最優先事項であると考えているからです。形だけの研修制度になっていないか、研修制度の仕組みや実績などを面接等でしっかり確認しましょう。
【3】常に情報発信をしている
いい会社は情報について正確にかつタイムリーに発信しています。それが自信の表れです。会社説明会でもらった資料の情報が古かったり、サイトの内容が陳腐化していたら信用できませんよね。
【4】転職サイト等での評価・口コミも参考に
すべてが正当な評価とはいいませんが、「火のないところに煙は立たず」ともいいます。マイナス評価やマイナスの口コミが多い会社は何かが隠れていると考えた方がよいです。

大手に比べると売り上げや社員数では見劣りしますが、技術力のある、働き甲斐のある会社はたくさんあります。
見極める目と耳を持って、就活生のみなさん、頑張ってください。
※写真は京都大学キャンパス内にて(京都市左京区)


2017年01月06日 07:43

国or民間? 誰がコストを負担するのでしょうか

荒神橋・ユリカモメ
政府はなかなか普及しないマイナンバーカードの使い道として、健康保険証として利用できるようにする方針を固めたとのことです。全く普及しなかった住基カードの二の舞だけはなんとか避けたいとの思いなのでしょうか。
そもそもマイナンバーは「税、社会保障、災害対策の分野で効率的に情報を管理する」というのが目的です。この主旨からすれば、今回の健康保険証としての利用は理にかなっているといえます。が、問題はマイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせる手間と費用です。
マイナンバーカードには運転免許証と同様にICチップが内蔵されているため、ここに健康保険証の情報を書き込むことになります。健康保険組合や各都道府県の協会けんぽでの作業が想定されますが、本人だけでなく、被扶養者分も含めると従業員の多い大手企業では膨大な事務作業が発生します。また、情報を書き込む際にはマイナンバーカードを提出してもらい、これを一時的に預かることになるため、紛失や漏えいに対するセキュリティ対策も必要になります。果たして、どれくらいの事務コストがかかり、それを誰が負担するのかという問題が今後の議論になりそうです。

絵に描いた餅に終わらなければよいのですが。
※写真は鴨川・荒神橋界隈にて(京都市上京区)


2017年01月05日 05:13

「まず節約」から「まず貯金」に変えてみませんか

法然院参道
2日のブログに「目標を立てる」ということを書きましたが、その目標が「今年は〇〇円貯金をする」とした場合、その実現方法はどうすればよいでしょうか。
もし、「毎月節約をして、残ったお金を貯金しよう」と考えているのであれば、残念ですが失敗する可能性が高いです。「節約して貯金」ではなく、「まず貯金して残りで生活」とする方が、確実かつ負担なく貯まります。
その方法としては、給与が口座に振り込まれた日、あるいは翌日に一定額を自動振替で預金をする、または貯金専用の口座に一定額を移すなど半ば強制的にするのがよいでしょう。まず最初に貯金すべき額(例えば月収の20%)を除き、残ったお金で生活をするということを習慣化することです。一定額が確実に貯金できていれば、残ったお金は全部使ってもいいと割り切れば、フラストレーションも溜まりません。
ただ、いくら貯金するかは目的と期間によって変わってきます。過度に多くの貯金を設定すると逆効果にもなりかねませんが、少し背伸びをしないと貯金はできません。

何事も最初が肝心です。今月から始めてみませんか。
※写真は法然院参道(京都市左京区)


2017年01月04日 08:37

変化するためには行動が必要です

安楽寺の土塀

新しい年が始まり、様々な予想(予測)がされています。
私も昨年までサラリーマンとして28年間民間企業で働いていましたが、今年は企業側・労働者双方にとって今までの概念が変わるきっかけとなる年になるのではないかと思います。
以前のブログにも取り上げましたが。今後も学校を卒業して新卒者として入ってくる人は減り続けます。また一方で求人倍率では、バブル期以来の人手不足となっています。団塊世代のリタイアも重なり、ますます人手不足に拍車がかかることは間違いありません。企業がこの状況下で新規・中途採用を行い、あるいは優秀な人材を繋ぎとめるには、企業内の就労環境や企業体質、待遇見直しを行う必要性に迫られることになります。
労働者側の視点で見れば、この状況をうまく利用して、スキルアップできる環境に移りやすくなります。終身雇用制が崩れつつあるこのご時世、前向きな転職で自己実現を図ることは決してマイナスではないでしょう。


いずれも何か変化を生み出すためには、まず行動することが必要です。
※写真は安楽寺の土塀(京都市左京区)
 


2017年01月03日 07:44

何事もまず目標を作ることから始まります

みそそぎ川
あと1時間ほどで、恒例の箱根駅伝が始まります。青山学院大学の3連覇が期待されていますが、以前は予選会でさえ突破できなかった弱小チームを常勝チームにした原監督の指導法や考え方には、私たちの日常生活でも参考にできるものがあります。
その一つが「目標管理ミーティング」で、目標の設定と達成状況の管理、見直しを5~6人のグループ単位で行うというものです。選手個人個人で立てた目標をグループで意識し行動することで、結果としてチームとしての一体感を生むという手法です。
何事も目標を設定しなければ、実現するための手段や工程を考えることはできません。また、時々の達成具合を確認することもできません。そして、共有することでいろいろな知恵や情報を得ることができます。

年の初め、まず家庭やプライベート、職場などで目標を設定してはどうでしょうか。そしてその目標を誰かと共有することが、もしかしたら実現への近道になるかもしれません。
※写真はみそそぎ川(京都市中京区)

2017年01月02日 07:03

あけましておめでとうございます

2017年 初日の出
2017年、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

今年1年がみなさんにとって良い年でありますように。

※写真は2017年初日の出(自宅より)


2017年01月01日 08:02

お年玉でお金の教育をしませんか

哲学の道
いよいよ2016年も最後の一日となりました。1年は過ぎてみると早いものです。
さて明日、世の子供たちが楽しみにしているのは何といってもお年玉ではないでしょうか。両親、祖父母、叔父叔母・・・いろいろな方から戴くことになりますが、お年玉は子供たちにお金の教育をするにはもっともいい機会です。次のような点について少しお話ししてあげてはいかがでしょうか。
①お金とはどういうものなのか
お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、叔父さん、叔母さんが働いたことによって得た貴重なものであり、働いた価値を数字にしたものであること
②将来に残しておくことができること
食べ物や飲み物は長期間残しておくことはできないが、お金は「貯金」として銀行や郵便局に預ければいつまでも残しておくことができること
③お礼(利子)がもらえること
銀行や郵便局に預けるとそのお礼としてお金がもらえること
④必要な時に必要なものと交換できること
今使わなくても残しておくことで、欲しいものが出てきたときにお金と交換できる(物を買うことができる)こと
また、全額を自由に使わせるのではなく、一定のルールを決めて親が預かり貯金をしておくことも必要かと思います。「すべてを自由に好きに使うことはできない」ということを小さい頃に教えておくことも大事です。

子供たちの楽しみは残しつつ、この機会に大切なことを教えてあげてください。
※写真は哲学の道(京都市左京区)

2016年12月31日 05:03
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

ファイナンシャルプランナー
社会保険労務士
マンション管理士
一柳 賢司

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