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ブログ(日々雑感)

隠すのではなく、守ること

常寂行寺
厚生労働省から、昨年4月~9月までの長時間労働が疑われる事業所に対する監督指導結果が公表されました。
4割超の事業所で違法な長時間労働が行われていたことが判明したとのことですが、この数字、どう思われますか? 実際にはまだまた隠れている数字がたくさんあるのが現実ではないでしょうか。
例えば、始業時間の前に1~2時間早めに出勤して仕事をするとか、休憩時間も取らずに仕事をするといった場合があります。早朝の出勤や、休憩時間の仕事は強制されたものではなく、個人の裁量という見方もできますが、労働時間であることには変わりありませんし、この間の労働も何らかの収益を生み出していることは間違いありません。
また、終業時間後の超過勤務については、一定時間は時間外勤務と認めないといった企業もあります。例えば、17:30が終業時刻とした場合、19時までは残業として認めず、19時以降に及んだ場合に残業とするといったケースです。残業の抑制とか、勤務時間内の生産性の向上という面では効果があるのかもしれませんが、法的には1日8時間を超えれば時間外勤務であり、賃金を支払わないということでは、違法であることには違いありません。
他にも、労使間で定めた時間を超過する場合には、超過時間をつけなかったり(今回の電通での対応が該当)、深夜残業については適用される管理監督者に対して、割増賃金を払わなかったりするケースもあります。
ただし、問題は経営者側だけでありません。必要もないのにいわゆる「生活残業」や「お小遣い残業」をする労働者がいることも確かです。個人の生産性が悪くて超過勤務になる場合もあります。こういった場合に、超過時間をつけさせたくないという経営者側の言い分ももっとなことです。
しかし、まず大事なことは経営者側が法律や就業規則、労働契約を守るということです。その上で、適正な労務管理や勤務評価をして、生産性の向上や超過勤務の削減をすることが必要です。

隠すのではなく、守ることが必要です。
※写真は常寂光寺山門(京都市右京区)

「長時間労働が疑われる事業所に対する監督指導結果」に関する厚生厚生労働省の資料はこちら


2017年01月19日 04:16

先週お会いした先生との会話から(その3)

大覚寺
今日も引き続き、或る大学の先生との会話の中での相談からです。
「就活生や、今の仕事に行き詰まった卒業生から問いかけられる「何をしたいか見つからない」という言葉にどう答えたらいいんでしょうか」

就活中の学生が自己分析の中で、あるいは就職したものの何かが違うと気づいた時から「自分は何がしたいのだろう、何ができるのだろう」と悩むのは当然のことです。最初から自分のやりたいことがはっきりしていて、その仕事ができる人はほんの一握りの人です。だからと言って、自分が望まないこと、自分に合わない仕事を続けることに妥協したり、諦めてしまうのはあまりにもったいないことです。
では、どうしたら自分のやりたいことが見つかるか?
そんな時は、一度自分の過去、あるいは原点に戻ってみてはどうでしょうか。過去に夢中になったこと、時間を忘れて取り組んだこと、誰かに凄く喜んでもらえて嬉しかったこと、充実感や達成感に満たされたことなど、誰でも一度や二度はあったはずです。これが自分のやりたいことの原点です。「そんなもの仕事にできるはずがない」と思うかもしれませんが、やりたいことのヒントではあるはずです。まずこれがきっかけになるはずです。
そして次は、それを少しでもやってみることです。もしそれをいずれ仕事にするとしても、思っているだけでは何も変わりません。行動しなければ何も始まらないのです。何も新しいことを始めるわけではないのでハードルはぐっと低いはずです。そして、また夢中になれれば、もし今の仕事より達成感や充実感で満たされるのであれば、もし今よりいい自分がイメージできるのであれば、それが本当にやりたいことなのかもしれません。それを形にすることを考えて、行動することが次へのステップになるはずです。

意外にやりたいことは身近にあるものです。いきなり大きなところから探すのではなく、今までの自分の経験の中から見つけてみてはどうでしょうか。
※写真は大覚寺・村雨の廊下(京都市右京区)


2017年01月18日 05:02

先週お会いした先生との会話から(その2)

直指庵
昨日に引き続き、或る大学の先生との会話の中での相談事項からです。
「新社会人になるにあたって、お金の管理についてどういう話をしておくべきか?」

4月から社会人として働き、毎月一定額の給与を得ることになります。生活スタイルは人によって異なりますが、ここでは「貯めること」と「万が一に備えること」そして「投資」についてお話しします。
まず、「貯めること」ですが、これは初めが肝心です。必ず一定額を強制的にでも残すようにしましょう。若い頃はまだ目的がはっきりしていないので、ある程度流動性がある(=引き出しやすい)ことと確実に貯めることを足し合わせると、社内預金や財形制度がよいでしょう。いずれも会社の福利厚生として制度があればですが、もしなければ銀行や郵便局の定額預金(貯金)でも良いかと思います。
次に「万が一に備えること」、つまり生命保険や医療保険です。前提としておきたいのは、まだ若いこの時期に、大きな死亡保障は不要であるということです。今は医療保障を優先して検討してはどうでしょうか。また、保険も会社で団体保険や業界での共済保険があればこちらを利用するのも手です。団体契約による保険料の割引があったり、加入時の審査が簡易な場合があります。
最後に「投資」ですが、これは株や不動産等への投資ではなく、自分への投資という意味です。社会人としてよりスキルアップするために、給与の一定額を自分に投資してください。語学、資格、読書、海外旅行等投資する手段はいろいろあります。自分の知識や見聞を広めてみてはどうでしょうか。

給与の使い道、小さいことですがその積み重ねはこれからの将来を左右するのです。
※写真は直指庵境内(京都市右京区)


2017年01月17日 04:49

先週お会いした先生との会話から(その1)

落柿舎・鹿威し
先週お会いした或る大学の先生との会話の中でこんな相談がありました。
「就職が内定している学生でブルーになっている人が結構いる。就活の時に見分けられる方法がありませんか?」
それぞれの主語は、「ブルーになるきっかけ→最近の過労死問題」、「どうしたら見分けられるのか→ブラック企業」です。要するに、内定を得ている学生が4月から自分が働く企業がブラック企業ではないか、ということに不安を感じている人が多いとのことでした。学生に限らず、今実際に働いている人でも、自分の会社がブラック企業かどうかを判断するのは、人それぞれの受け取り方や考え方によっても異なります。また、企業側も法律や就業規則に反しないことを確認して行っていることが、受け取り方次第では意としない解釈をされてしまう場合があります。経営者からの情報発信不足が原因で起こることもあります。
そういった主観の違いではなく、明らかに法令違反を起こしていたり、パワハラ・セクハラ問題などに対策がされず、放置されている企業をここではブラック企業とします。
では、就活期間でどう判断するか? 私の経験則になりますが、会社説明会や採用面接で学生と接する人は、会社を代表している人達です。まずは、この人達の表情や意識、実際の勤務状況を確認しましょう。コンプライアンス(法令遵守)に対する考え方、勤務時間や残業時間、有給休暇の取得状況等を聞くのがよいでしょう。目の前にいる人が法律や就業規則を守ろうとする意識がない、或いは慣れすぎて諦めている、見るからに疲労困憊していたり、はっきり質問に答えないというのは問題です。過去数年間の新規採用人数と今の社員数が不釣り合いの場合、退職者が多いことが考えられます。定年退職は問題ありませんが、中途退職者数は確認してもよいでしょう。
また、過去に私が面接をした学生で、出退社の時間帯に会社に出入りする社員の表情をこっそり見に来ていたという人がいましたが、これも一つの方法です。

安易にブラック企業と決めつけるのも問題ですが、何か不安があれば確認すべきことはしておきましょう。もし、それに答えない企業があれば、それがブラック企業です。
※写真は落柿舎の鹿威し(京都市右京区)


2017年01月16日 07:28

「カレー」のお話しを少しさせてください

14日の京都市内
世の中にカレーを好きな人は多いと思います。かく言う私も子供のころから好んでやまないカレー好きの一人です。実はこのカレー、さまざまなところで、色々な目的で共通食として用いられていることはご存知でしょうか。
例えば自衛隊、海上自衛隊カレーは有名です。毎週金曜日、海上自衛隊ではすべての職場でカレーを食べることになっています。事の起こりは、旧帝国海軍の「海軍カレー」で、この伝統を汲んだものです。レシピは艦船ごとのオリジナルであることもよく知られています。また、船舶乗組員の実習練習船である、「日本丸・海王丸」でも練習初日に練習船カレーが食されています。今回これが商品化されたのですが、これに関連する記事が国土交通省のホームページにも記載されています。
私が学生時代にアルバイトをしていた関西の大手お好み焼きチェーンでも、全国全店舗で毎週日曜日の賄い食はカレーでした。こちらの目的は全員が同じものを食べることで意識や目的を一つにするということでした。味は当番に当たった社員・バイトの好みで様々でしたが、なぜか不思議とすべて美味しかったことを覚えています。今にして思えば、それぞれの家庭の味が織り込まれていたのかもしれません。

みなさんのご家庭のカレー、どのような味が隠されていますか。
※写真は昨夜の鴨沂高校界隈(京都市上京区)

「船乗りの定番メニュー・カレーを商品化!帆船日本丸・海王丸の味を再現」に関する国土交通省の記事はこちら


2017年01月15日 07:57

ガンバレ、受験生

京都文化博物館
今週は、開業のご挨拶とビジネスのご説明を兼ねて多くの方々にお会いする機会を作っていただきました。次への具体的な提案を進める時間を頂けることになったり、あるいは春以降のセミナーのご依頼を頂いたり、本当に有り難いことです。これからも一つ一つの機会を大切にし、よりスキルを高めて、ご期待に添えるように準備をしていかなければと考えています。

さて、週の初めからの予報通りの寒波襲来で日本海側では大雪となっています。そんな状況の中、今日・明日と大学入試センター試験が実施されます。雪の影響が少なければよいのですが、試験前から大きなストレスになるのは何とも気の毒なことです。我が家の長男も受験生のひとりですが、何はともあれ、まずは無事に試験会場に到着することを祈るばかりです。
センター試験のこの時期、雪やインフルエンザ、ここ数年はノロウイルスと、心配事の多いこと。受験生が経験する通過儀礼なのかもしれませんが、実施時期はなんとかならないものかと思います。

全国の受験生の皆さん、皆さんの周りでは両親・兄弟・友人・先生他たくさんの人が応援しています。
ありきたりの言葉ですが、「落ち着いて」、「平常心で」、「悔いのないように」頑張ってください。
※写真は京都文化博物館(京都市中京区)


2017年01月14日 07:35

「プレミアム」に響きどおりの効果があるのか

北野天満宮
来月、2月24日(金)から「プレミアムフライデー」なるものが始まります。毎月最終金曜日、企業や官公庁等の就業時間を15時までとし、時間を有効に活用しましょうというものです。詳細は経済産業省のホームページに掲載されていますが、なんと統一ロゴマークまであります。狙いは消費の拡大と生活スタイルの変革にあるようですが、果たしてどれくらい効果があるのかは甚だ疑問符がつきます。
まず、どれくらいの人が最終金曜日の15時に仕事が終われるのでしょうか。2月は最終金曜日(24日)以降にまだ営業日がありますが、最終金曜日=最終営業日となった場合、社内外で月末締めの作業がある企業や職場では、なかなか早く仕事を切り上げるのは難しいというのが現実です。2017年のカレンダーを見ると、最終金曜日=最終営業日は5回もあります。早く退社するために、その作業のしわ寄せがどこか他の日に振り替えられるとしたら、本末転倒です。
また、消費の拡大ということはそのために何らかのサービスの提供が前提となります。裏を返せば、サービスを提供する側の人はこの恩恵に預かれないということになります。学校や公共交通機関などの公共施設も難しいでしょう。ますます、「誰のためにこの制度が実施されるのか?」疑問符の連続です。

「プレミアム」とつくと何となくいい響きですが、果たしてどれくらいの効果と恩恵があるのか、しばらく様子見ではないでしょうか。
※写真は北野天満宮(京都市上京区)

「プレミアムフライデー」に関する経済産業省の資料はこちら


2017年01月13日 04:45

自己責任で管理しましょう

上賀茂の社家
少し前になりますが、金融庁のホームページに偽造や盗難キャッシュカード、通帳による被害の状況についての発表記事がありました。
盗難や偽造されたカード、通帳で預金が引き出された場合には、「預金者保護法」という法律に基づいて、本人の過失の程度に応じた補償がされることになっています。最近は、キャッシュカードにICチップが搭載され、暗証番号に加えて生体認証(指静脈や掌紋など)が必要であったり、窓口での本人確認が厳正になったことなどで、件数自体は減少する傾向にあります。また、私たち預金者側も、キャッシュカードや通帳の管理について、以前より注意していることもあるのかもしれません。
ちなみに補償の程度は、預金者側に「重大な過失」があると、補償はされません。「過失」であれば、偽造カードは全額、盗難カードは75%が補償されます。
「重大な過失」とは、
・他人に暗証番号を教えた
・暗証番号をカードに記載した
・他人にカードを渡した 場合などが該当し
「過失」とは、
・生年月日、電話番号、車のナンバー等、他人が類推しやすい番号を暗唱番号にした
・暗証番号を記載したメモなどをカードと一緒に財布に入れていた
場合などが該当します。また、配偶者や親族、お手伝いさんが引き出した、酔っぱらって寝込んでいた際に盗難にあったカードで引き出された場合なども補償されない可能性があります。

いずれにしても通常の注意義務を果たしていればよいわけで、カードと通帳は自己責任でキチンと管理しましょう。
※写真は上賀茂の社家町(京都市北区)

「偽造キャッシュカード等による被害発生等の状況について」の金融庁の資料はこちら


2017年01月12日 04:28

教育資金の準備はできるだけ早くがのちのちラクになります

耳塚と京都タワー
今週末には大学入試センター試験も控え、受験シーズンが本格化します。受験生のみならず、子どもがいる家庭では年々高くなる教育費は頭の痛い問題です。では、この教育費はどのように準備するのがよいのでしょうか。
教育費のポイントは、「必ず必要であること」「時期が明確であること」の2つを念頭において考えなければなりません。幼稚園から大学まで、塾や習い事も含め、公立・私立などの組み合わせで金額の多い少ないはありますが、子どものいる家庭では教育費は必ず必要なお金です。よって、生活費に次ぐ優先順位で、住宅資金や老後資金などとは別で管理するのがベストです。他の目的のために手を付けることができないようにしておくことも必要です。また、入学・卒業の時期がはっきりしていることで自ずからいつ必要であるかも明確です。いつまでにどれくらい準備しておけばよいかから逆算して、いつから毎月いくらぐらい貯金すればよいかを考えて、早めに準備を始めましょう。
もっともすべてを準備するのは現実的には難しいでしょう。さしあたりもっとも負担の大きい大学入学(初年度の入学金・授業料は国公立で80~90万、私立文系で平均120~130万円程度)に絞って準備するのも一考です。
また、教育資金は極力元本割れしない金融商品で準備するのがベターです。銀行や郵便局の定期預金・定額貯金、会社で財形制度があれば財形貯蓄(一般財形、住宅財形)、保険会社のこども保険(学資保険)等です。不足分は、教育一般貸し付けや奨学金を使うことも検討しましょう。
なお、投資信託は株式型の場合、目減りする可能性もあるので注意が必要です。

いずれにしても早く始めれば始めるほどラクに準備できます。一番の理想はお子さんが生まれたら始めるのがおススメです。
※写真は耳塚と京都タワー(京都市東山区)


2017年01月11日 04:49

足りないもの、忘れかけているもの

夕日
7日のAFPBBnewsに、ミシェル・オバマ米大統領夫人が6日にホワイトハウスで行った演説のスピーチについての記事がありました。いくつかのフレーズを紹介します。
「宗教的な多様性もアメリカの偉大な伝統であることを忘れないでください」
「私たちの輝かしい多様性が私たちを形作っているのです」
「自由を当たり前のものと思ってはいけません。自分の自由を守るには自分の役割を果たさなけれなばなりません」
「若者の皆さん、恐れないで、目的意識を持って、決然とした姿勢で、自立し、模範を示してください。希望を持って、決して恐れずに」
いかがでしょうか。私はとても意味深いものを感じたと同時に、今の日本社会に当てはめた時、この国ではここまでの深みがないことと、忘れかけていることがあるのではと感じています。
日本社会や企業の経営者、あるいは企業体質には、まだまだ「多様性」を受け入れ難い文化や考え方が一部にあります。出る杭を打ち、切り倒してしまう。或いは決められた枠からはみ出たら捨ててしまうことで均一性を保ち、組織を守ろうとします。
一方、昨日の日本のニュースでは、例年同様に成人式で新成人が暴れたという報道がありました。ごくごく一部の人の行為とはいえ、大人としての自分の役割や、目的意識を忘れてしまっているのでしょうか。

多様性を受け入れ、忘れかけているものを取り戻すことが今求められているのではないでしょうか。
※写真は賀茂大橋界隈にて(京都市左京区)


2017年01月10日 04:59
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

ファイナンシャルプランナー
社会保険労務士
マンション管理士
一柳 賢司

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