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ブログ(日々雑感)

年末にある物が足りなくて困りませんでしたか?

清水寺界隈(20190110)

年が明けてはや10日、正月気分もすっかり抜けて世の中は動き出しています。

 

ところで年末、お年玉の準備をされた方は大勢いるかと思いますが、ちょっと困ったことはありませんでしたか。それは5000円札の新券がなかなか手に入らなかったということ。金融機関によっては両替時に一人当たりの枚数に制限をかけるところもあるとのことですが、皆さんの周りではいかがでしたか。

 

お年玉、小学生以上ともなると3,000円ではちょっと少ない、でも10,000円ではちょっと多い、となると5,000円というのが妥当なところ。1,000円札5枚というのは重ねておるとポチ袋が膨らんでしまう、使い古した5,000円札ではお年賀に縁起悪い、という理由からどうしても新券の5,000円札が必要となります。でもどうして手に入り難いのでしょうね。

 

その理由、財務省のホームページで知ることができます。以下は平成30年度の紙幣製造に関する資料です。

「平成30年度の日本銀行券の製造枚数を定めました」

5,000円札はもともと発行枚数が少ないことがその要因のようです。では、なぜ少ないか。日常生活の中で5,000札を使うとき、2枚以上使うことはほとんどありません。例えば10,000円札を使ったときのお釣りは、1,000円札は複数枚となることがあっても5,000円札は1枚しか使いません。何かを買うときも同じ、10,000円札や1,000円札を複数枚使うことはあっても5,000円札は大抵1枚、要は使う頻度が少ないために発行枚数も少ないということではないでしょうか。また、紙幣はある程度使い古された後に、順次回収して新しい紙幣に入れ替えることが前提になっています。年末にまだ使えるものを回収して新券にするということはそれこそ税金のムダ遣い、お年玉のためだけに新券を供給するということはできないのでしょう。

 

せめて、来年のお年玉に向けてはある程度事前に準備を始めるのが一番いいのかもしれませんね。

 

 

2019年01月10日 14:25

good time and bad time

小田さんコンサート(20190109)

今日は私事です。

 

昨夜は大阪城ホールへ妻と2人でコンサートに出かけてきました。このコンサートは本来は昨年6月21日に開催される予定であったものが、6月18日に発生した大阪北部地震の影響で約半年延期されたもの。そのコンサートとは「明治安田生命Presents ENCORE!! Kazumasa Oda Tour 2018」、私が中学生の頃から聴き続けている小田和正さんのツアーです。

 

初めてライブで見たのはまだオフコースの頃で大学1年のとき。以来何度ライブを観たかははっきり思い出せないのですが、あの声は皆さんが一度は聞いたことがある頃と全く変わっていません。ただ変わったところと言えば、MCが非常に増えたということ。昔は2,3曲終わったときと最後にほんの少し挨拶するだけだったのですが、今はいろいろと話が続きます。

 

それにしても御年71歳とは思えないパワーと全く変わらない歌声、バンド時代からの楽曲も含めて3時間で32曲、また勇気をもらったような気がします。小田さんの歌にはいろいろな思いが込められていますが、その一つが「時の流れ」。昨日のMCにもありましたが、どんな人も時の流れには抗えない訳で、その時その時にできることをしてきたことの積み重ねで今がある、もちろんいい時も悪い時もあり、またこれからもその繰り返しなんですね。

 

さぁ、また今日から等身大で頑張ろう!

※写真は撮影許可が出た際に撮影したものです

 

 

2019年01月09日 07:04

平成30年分公的年金等の源泉徴収票の発送が始まります

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公的年金を受給されている人へ、今月11日から源泉徴収票の発送が始まります。

 

源泉徴収票とは、サラリーパーソンの方なら会社によって差はあるものの12月から1月末の間に受け取るもので、会社が支払った給与総額と徴収した税額が記載された書類のことです。公的年金を受給している人に対しては、日本年金機構から支給された年金額と、年金から控除された税額の証明として源泉徴収票が送付されます。年金について話をするとよく「えっ、老後に受け取る年金からも税金って徴収されるの」と言われますが、公的年金には「雑所得」として一定額以上を受給する場合には所得税が課税されます。老後にやっと貰える年金にも税金はかかるのです。

 

さてこの源泉徴収票は、所得税および復興特別所得税の確定申告時に必要となるわけですが、公的年金等の収入金額の合計額が400万円以下で、その公的年金等の全部が源泉徴収の対象となっていて、かつ、公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下である場合には確定申告は必要となりません。ただし、確定申告が不要となった場合でも次のケースに該当する場合には、確定申告によって源泉徴収で納め過ぎとなっている税金を還付してもらうことができます。

➀社会保険料控除、生命保険料控除などを受けられる場合

②扶養親族等申告書を提出していない場合

③扶養親族等申告書を提出した後に扶養親族等が増加した場合

④医療費が多くかかり、医療費控除を受ける

⑤災害等で受けた損失いついて、雑損控除を受ける場合

サラリーパーソンであっても、年末調整までに会社に届け出たり、医療費控除や雑損控除などは確定申告が必要になりますが、公的年金を受けている人も基本的には同じです。また、私の周りにも大勢いらっしゃいますが、年金を受けながら現役としてバリバリ働いて給与所得を得ているような場合にも、確定申告が必要になります。

 

私も準備が必要な確定申告、今年は暦の関係で2月18日(月)から3月15日(金)が受付期間となっています。ただし還付申告については2月15日以前でも提出ができます。➀~⑤に該当するような人は源泉徴収票が届いたら、早めの準備をおススメします。

 

 

2019年01月08日 07:37

消費税について意外に知らないこと

真如堂(20190107)

所費税が導入されたのが平成元年、そして新しい元号元年となる今年の10月、消費税は10%に引き上げられる予定になっています。

 

つい最近、菅官房長官が所費税の引き上げを来年度の予算成立前後に判断する云々との発言がありました。昨年の秋には「引き上げは確定」的な発言が政府からあっただけに、何かのための伏線を張っているいるのかと疑ってしまいますが、さて、最終どうなるんでしょうね。既に2回延期されているだけに、また延期となれば「再々延期」となるわけですが、ここまですると「もう一回ゼロから考えてみては?」とも言いたくなります。以前にもお話ししましたが、今回の引上げには様々な特例や軽減措置が付いているため、そもそもどんな仕組みになっているのか、今一つ分かり難くなっています。

 

導入されてから30年となる消費税、当初の3%から5%、8%と引き上げられてきました。おおよそ消費税は1%で2兆円、8%であれば16兆円が税収となって地方や国に入ってきます。ところで税金にもいろいろありますが、消費税による税収は何番目くらいだと思いますか。財務省が発表しているデータでは平成27年度が最新ですが、所得税についで2番目、法人税よりもはるかに多くなっています。所得税も消費税を併せると約36兆円、法人税の3倍にもなるのです。もし10月に10%となれば、所得税を上回り、消費税が最大の税収となるかもしれません。

「税収に関する資料」に関する財務省のホームページはこちら

 

個人的な意見として、消費税をなくせとは言いませんが、これだけ個人所得が伸びず、格差が広がり、企業がたんまりと内部留保を持っている状況で、消費税のみが上がっていくというのはどうなんでしょうか。導入当初は「広く薄く」と言っていましたが、本体価格の10%が税金としてプラスされるとなると、もはや「薄く」とは言えないように思います。国の仕事の一つは「富の再分配」ですが、もう少し分配する山の高さを考えて欲しいものです。所得税や法人税を見直して、その分消費税を思い切って下げる方が、よっぽど大きな景気対策になって、お金も循環するのではと思います。

 

奇しくも、消費税が導入されてからデフレが始まり、世の中に色々なひずみが溜まり続けているように感じます。ここで一つ、思い切ったことをしないと変わらないんでしょうね。少なくとも私は、消費税が下がれば一つや二つ衝動買いをするのですが。

 

 

2019年01月07日 19:47

平成もあと115日

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年末から朝日新聞朝刊の1、2面に「エンジングニッポン」と見出しが付けられた記事が連載されています。

 

その記事の主旨は人口減少・高齢化が進む中での課題や問題点、老いていく社会の中での持続可能性を考えるというもの。毎日考えさせながら読んでいます。今年は改元もあり、平成という時代が終わります。年末年始のテレビや新聞などでも「平成」という言葉の露出が更に増えてきたように感じます。

 

さて、その記事の中で最も印象的で納得したコメントがあります。それは「低出生率は、今の国のあり方に国民投票でノーを示しているようなもの」というもの。人口学者の金子隆一明治大学特任教授のコメントですが、まさに的を得ていると思いませんか。富が偏在し、教育費にも金がかかり、社会保障も細る一方、正規社員も狭き門、一度ドロップアウトしたらなかなか元に戻れない社会。ターニングポイントすら見えない状況では、結婚して家族を持つということに躊躇してしまいます。

 

ふとこうなったきっかけって何だったのか、と考えてしまいました。私が社会人になったのが平成元年、世の中はバブルの絶頂期でした。何もかもがイケイケドンドンの時代、それが数年の間に一気に弾け、その後は失われた10年とも20年とも言われた時代、まだまだ先は見えてきません。原因は一つではないのでしょうが、個人的に思うに考え方(情報)や価値観が多様化し過ぎて振り子の戻る場所がなくなっているように思います。昔であれば一方に大きく振れれば、その反動で戻る場所はその反対側だったのですが、今は様々な意見や価値観がいろいろな所から「噴出」して、落ち着かない、決まらない。結局、折衷案の繰り返しのように見えます。世の中が劇的に便利になった半面で、複雑になりすぎて収拾がつかない、至るところで混沌として、みんな息苦しくなっているんじゃないでしょうか。

 

平成もあと115日、時代が変わり、ほんの少しでも世の中が良い方向に変わるといいのですが。

 

 

2019年01月06日 09:15

たった22秒の差を埋めるために

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年始の大学スポーツ、波乱が続きました。

 

一つ目はラグビーの帝京大学、二つ目は箱根駅伝の青山学院大学。それぞれ10連覇と5連覇がかかっていましたが、結果は皆さんの知る通りです。それにしてもプロスポーツならいざ知らず、毎年入学・卒業で選手が入れ替わる学生スポーツで、達成できなかったとはいえ、あと一歩のところまで結果を残したことだけでも十分ではと思ってしまいます。

 

記録が続けば続くほどプレッシャーは大きくなり、「結果がよくて当たり前」という下馬評になります。同じ選手が続けている訳ではないのですが、我々には想像できないくらいの伝統という重圧の中で、一所懸命に走っている様子には何とも言えない感動を覚えます。19歳から22歳前後の学生がおそらく多くのことを犠牲にしながら、その集大成として出た結果に〇✖は付けられませんよね。

 

それにしても箱根駅伝の結果は、いかに全員が均等に力を発揮することが重要かというものでした。往路も復路も優勝できなかった東海大学が総合で優勝し、一方で復路で優勝し区間賞を4人も出した青山学院大学が総合2位、やはり駅伝は総合力なんですね。日本が得意とする「団体戦」の基本であり、もっとも難しいところ。素人の評価ですが、ここをクリアしたのが東海大学だったんでしょうね。

 

でも、217kmを走った結果の1位と2位のタイム差は3分41秒。一人あたりでは僅か22秒、この差を埋めるためにまたこれから1年間厳しい練習が始まる、本当に頭が下がります。

 

 

2019年01月05日 07:56

2019年、新年明けましておめでとうございます

旭川冬まつり(20190101)

2019年、新年明けましておめでとうございます。

みなさまにとって良き一年になりますよう、お祈り申し上げます。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

なお、当ブログは明日2日から4日までお休みとさせていただき、次回の更新は5日となります。

 

 

2019年01月01日 10:01

2018年を振り返って

拓真館にて(20181231)

今年もあっという間に1年が過ぎていきました。

この2年、サラリーパーソンだった頃よりもさらに時間が過ぎるのが短く感じます。

 

今年は年明けから、特定派遣の切り替えや新しく顧問先となった企業さまの新規適用・給与計算業務などから始まり、採用・研修支援、就業規則作成・見直し等様々なサポートを顧問先企業さまにご提供することができました。また、京都府社労士会が主催する街角相談の相談員も初めて担当し、非常に緊張しながらご相談にお答えしたことも、貴重な経験となりました。来年も年明けからいくつか新しい顧問先のお話しを戴いています。少しづつですが、確実に進んでいきたいと思います。

 

プライベートでは、どうしても行きたかった2月の北海道に行くことができました。たまたま現地の人曰く「あったかい日」でしたが、夏とは異なる一面真っ白な風景、雪の降る音が聞こえてきそうなくらいの静寂、感動で心が洗われました。一方で、札幌雪祭りでの外国人観光客の多さには驚きましたが。

 

関西でも地震や台風など災害の多かった一年でしたが、最後の一日は穏やかな日となりそうです。来年が今年よりほんの少しでも良い年になればと思います。

今年も一年ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

 

 

2018年12月31日 08:08

京の都と風水の関係

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学生の頃、一般教養で京都市の歴史に関する講義を受講していました。真面目に出席していた数少ない一般教養科目の一つで、いまでも記憶に残っている話があります。

 

それは、京都と風水のこと。実は京都は風水を意識して作られた街であるということ。ご当地検定の先駆けとも言われている「京都検定」では必須の知識でしょうが、学生であったころの私にはまだ風水という言葉すら知らず、とても新鮮だった記憶があります。今日は少しその話を。

 

風水では「四神相応(ししんそうおう)」という考え方があり、東西南北にそれぞれ神を配置しその中を守っています。その四神とは東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武が司っています。またこれらは地形とも関連していて、東の「川」は鴨川、西の「道」は五畿七道の山陽道と山陰道、南の「湖(海)」は巨椋池、北の「山」は船岡山や鞍馬山が当てはまり、これらを満たす土地として京都が選ばれ、平安京が建都されたといわれています。そしてもう一つ、風水で欠かせないのが鬼門。鬼が出入りする方角とされ、縁起が良くないとされていますが、この方向である北東には比叡山の延暦寺や鞍馬寺があり、結界の役目を果たしています。

 

そしてこの鬼門を守るもう一つのもの、それは京都御所にいる一匹の猿。猿と言っても生きている猿ではなく、木彫りの猿です。御所御所を囲む塀の北東角のちょっと奥まったところ、ここを「猿が辻」といいますが、この中に木彫りの猿が魔除けとして安置されています。そして京都御所と比叡山延暦寺を結ぶ線上にある、幸神社(さいのかみのやしろ)と赤山禅院(せきざんぜんいん)にも猿の彫刻が祀られており、猿が辻と同様に鬼門を封じています。都に鬼が入ってきて災いをもたらすことがないよう、古の時代から厳重に封じていたんですね。

 

ちなみに、猿が辻の木彫りの猿は金網の中に封じられています。もし京都御所に行く機会があれば覗いてみてはどうでしょうか。

 

 

2018年12月30日 12:29

今年の仕事で多かったことはこの2つ

祇園白川(20181229)

今年の仕事の中で、関わった案件や相談で多かったと思うのはやはり、ハラスメントと働き方改革に関連することだったでしょうか。

 

ハラスメントについては、その境界線をどこに引いたら良いのかという相談。パワハラは仕事を教えよう、セクハラはコミュニケーションを取ろうとする言動が間違った方向に向いてしまうことで起きます。故意にする場合は論外ですが、よくよく話を聞くと、絶対的にした方が悪いとも言い切れないケースが多いことも確か。とは言え、昔は許容範囲内であったかもしれませんが、今の時代、あるいはこれからの時代は受け入れられないことを理解することも必要です。

 

ハラスメントで特に感じるのは、私たちと同世代の人が最も悩んでいる世代ではないかということ。良くも悪くも若い時代に当たり前のように厳しい、あるいは不適切な言動を受けてきた世代。それが今はあらゆるところでハラスメントと言われるようになりました。「自分たちが若い頃は・・・」とよく言われますが、そのギャップが埋まっていないんですね。若い頃に受けて「嫌だな」と思った言動はしない、という簡単なことなんですが、なかなか難しんでしょうか。

 

ハラスメントとなるもう一つの原因は、受け手の感じ方。上司や先輩から受けた指導を教育、あるいはパワハラと感じるか、上司から「〇〇ちゃん」とよばれて親しみを感じるか、セクハラと感じるかは日頃の人間関係にも左右されます。普段いかにコミュニケーションをとっているかが、一つ一つの言動がどう受け取られるかを決めるポイントにもなります。

 

働き方も、これからますます変わっていくことが想定されます。今年法制化された「働き方改革関連法案」に関する事項は、来年4月以降に段階的に実施され、企業も対応していかなければなりません。今年はこれから何をしなければならないか、顧問先のオーナーさまといろいろと勉強する機会がありました。企業としても働き方に関する取り組みをしないと人が集まらない、継続して働いてもらえないという危機感もあるように思います。

 

さて来年はどんな形で顧問先のお役に立てるのか、どんなご提案ができるのか、この休暇中にいろいろ考えてみたいと思います。

 

 

2018年12月29日 13:02
FP・社会保険労務士事務所  つくるみらい
ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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