このブログは企業で採用をされている方にも読んでいただいていますが、そんな方に質問です。
「採用面接で心がけていることはなんですか?」
私も採用担当者として約10年間ほどの期間、毎年多くの学生さんと面接をする機会がありました。人と話をすることが仕事となった今、採用面接とはいえ、多くの学生さんと話をしたことはとてもいい経験を積ませていただいたと思います。そんな面接の折に、私がこだわっていたこと、意識していたことを今日は紹介します。
【1】まず自分から自己紹介をする
面接担当者の中には、最初から最後まで名乗らないという人もいるようです。いくら面接担当者と学生という立ち位置であったとしても、自分のことを名乗らないというのはいかがでしょうか。これからいろいろと話をする、その前にはまず自分がこの会社のどの部署の誰か、ということをきちんと述べるようにしていました。面接担当者は学生のことを知っているが、学生には何も言わないというのは、一般常識としても非礼ですよね。
【2】隠さない、飾らない、ありのままに
学生からの質問に対して、何か知られたくないことを隠したり、話さなかったり、あるいは必要以上に虚飾して話したりせず、ありまのままに告げることが大事です。あってはならないことは、隠したり、飾ったりした面接担当者の言葉を信じ入社し、その後の現実との乖離を知って退職していくこと。入社後とはいえ、面接担当者が採用活動時に蒔いた種の結果です。会社のことはありのままに伝えて、いい部分も悪い部分も納得して入社してもらえることが一番です。隠さない、飾らないことです。
【3】周りの人の評価を聞く
学生への質問にこんな問いかけはどうでしょう。
「周りの友人やご両親は、あなたのことをなんと言っていますか?」
他人の評価を端的に知ることができますし、もちろん、少しオーバーに語ることもあるかもしれませんが、前にいる学生が両親や友人との関係の深さや付き合いかたの一面を知ることができます。自己評価と併せて聞いてみるのもいいのではないでしょうか。
面接担当者それぞれの進め方はあるでしょうが、私が心がけていたことはこの3つです。
もしよろしければお試しを。
2020年03月03日 13:21