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2020年の記事:ブログ(日々雑感)

続・マイナンバーカードの普及率が発表されています(8)

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総務省のホームページで今年2月3日1日現在のマイナンバーカードの普及率が公表されました。前回の公表からわずか1ヶ月半ほどしか経過していませんが、 いつもの表に今回の普及率を加えて最新化しました
年月 交付率 前回からの増加率 1ヶ月あたり
平成29年3月8日 8.4% 0.6%
平成29年5月15日 9.0% 0.6% 0.3%
平成29年8月31日 9.6% 0.6% 0.2%
平成29年12月1日 10.2% 0.6% 0.2%
平成30年3月1日 10.7% 0.5% 0.16%
平成30年7月1日 11.5% 0.8% 0.2%
平成30年12月1日 12.2% 0.7% 0.14%
平成31年4月1日 13.0% 0.8% 0.2%
令和元年7月1日 13.5% 0.5% 0.17%
令和元年9月16日 14.0% 0.5% 0.25%
令和元年11月1日 14.3% 0.3% 0.15%
令和2年1月20日 15.0% 0.7% 0.23%
令和2年3月1日 15.5% 0.5% 0.25%


この1ヶ月半程で交付率は0.5%アップし、交付率が15.5%となりました。交付枚数として1,973万枚、昨年7月からは2ヶ月おきに公表されていますが、交付率は依然として低空飛行です。来年春には健康保険証として使えるようになる予定です。
「2021年3月(予定)からマイナンバーカードが健康保険証として使えるようになります!」に関する総務省のホームページはこちら

健康保険証として使えるようになると、転職や引っ越しのときに生じる健康保険証の切り替えの手間が省けることになるようです。医療機関ではマイナンバーカードを提示することになりますが、保険証として使うためには、保険者に関する情報を会社や市町村でマイナンバーカードに書き込む必要があります。このとき、家族のマイナンバーカードも提出して書き込んでもらう必要があるため、今後取扱いルールなどについて定めていく必要がありそうですね。

今後マイナポイント事業や公務員の取得促進などの政策によって、どれくらい交付率が上がるか注目です。

 

2020年03月09日 18:07

先が見えないことが何よりの不安

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先週、いくつかの顧問先に向かう途中、以前との違いに驚いてしまいます。

観光客を見かけることがほとんどありません。平日ということもあったのかもしれませんが、それらしい人を見かけるとほとんどは日本人で、年始1月頃まで大挙して来ていた中国人を見かけることはほぼありません。

これだけ減少すると影響は少なくなく、少なからず顧問先からご相談を受けることが増えてきました。業界も観光業だけではありません。サプライチェーンが途切れたことで、建設関係にも影響が出ています。この先もし感染が拡大し、さらに制限がかかることになったらと考えると経営者の不安は増すばかりです。先日も、「今月・来月はまだ大丈夫だけど、5月以降もこの状態が続けばなんらかの手は打たないといけない」という相談を受けました。何よりもこの先が全く見通せないことが一番の不安です。

政府の対応は、少しづつ影響のない範囲で制約をかけていくということのようです。大量出血(経済へのダメージ)は起きませんが、じわりじわりとダメージを受けています。もしかしたら、大ナタをふるって一時の大量出血はするものの、その後を完全に食い止めることができれば、結果としてはいいのかもしれませんね。

この先どうなるのか予想がつかないのですが、デマなどの一時の不確かな情報に右往左往すると不安が助長されてしまいます。一人一人には何が正しいのかを見極めることも求められているもかもしれません。

 

2020年03月08日 12:52

さて、どちらの時代がいいのか

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最近のことですが、私が社会人2年目の頃に放送され、90年代を代表するトレンディドラマと言われる『東京ラブストーリー』をネット配信で視る機会がありました。「懐かしい」と同時に考えたのは、「さて、この頃と今の時代、どちらがいいのか」ということです。

30年ほど前のドラマの中で描かれた世界、最も今と違うのはオフィス内での喫煙が日常であったこと、コードレス電話はあっても個人持ちの携帯電話はないこと、そして通勤や日常でリュックサックを背負っていないこと。

昔は自席でタバコを吸いながら仕事をするのは当たり前でした。喫煙者が多い会議室では部屋の空気が白っぽくなったり、タバコの灰が書類に落ちて焦げたりしていたこともありました。私は非喫煙者ですが、この頃は今では考えられないほど喫煙に対しては寛容でした。勿論、受動喫煙の問題を考えれば今の方がよいことは言うまでもありませんが、この頃のタバコって、若者にとってはなんとなく格好良さや憧れがあったような気がします。

今では当たり前の携帯電話は、人と人との距離を劇的に縮めると同時に、いつでもどこでもピンポイントで相手に連絡をとることができるようになりました。でもその功罪は果たしてどちらが大きいのか、皆さんにとってはどちらでしょうか。携帯電話がなかった頃、連絡を取ることの難しさは必ずしもマイナスだけではなかった、その距離感故に良かったこともあったはずです。直ぐに相手と繋がることは、昨今の災害の時などに安否確認ができるというメリットはありますが、一方では安易に他人と繋がってしまうことによるリスクもあります。さてどちらがいいんでしょうね。

手提げや肩掛けカバンはいつの間にか、学生だけでなく主婦や社会人までもリュックサックが主流になっています。両手がフリーになるという利便性や、ひったくりなどの犯罪抑止にもなるという面もあるのでしょう。でも周りへの気遣いを無くしている人も多いように感じます。また、みんなが同じような格好をしていると、個性が埋没してしまっているようにも感じるのですが、いかがでしょう。

このドラマの世界は、まさしく私が学生時代から社会人駆け出しの頃を反映しています。懐かしさもあるのでしょうが、今とは比較できないくらいローテクで、それでいてもいろいろと輝いていた時代。1980年代後半から1990年代前半はそんな時代だったのかもしれませんね。

 

2020年03月07日 10:01

今回がきっかけになるかもしれません

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新型コロナウイルスの影響で、電車の利用者数が減少しているそうです。

その理由は先週から始まっている全国の小中高校の一斉休みや、それに伴い保護者が仕事を休むと言うことも一因かもしれませんが、最も大きいのはテレワークや時差出勤によるもの。首都圏では大手企業で導入しており、その効果は大きいようです。

時差出勤は朝の通勤ラッシュ時混在解消になりますが、会社に出勤するというには変わりありません。が、テレワークは通勤せず在宅での仕事。セキュリティが確保できることを前提に、web会議ができる環境と業務に関するファイルを共有できる仕組みがあれば、今のご時世ある程度のデスクワークは支障なくできてしまいます。今回は大規模な実験ともいえるかもしれません。もしいずれ落ち着いたときに各企業が検証を行い、以前と変わらない業務効率と成果が確認できたら、もしかしたら一気に進むことがあるかもしれません。

テレワークが進めば、企業にとっては経費の節約という面だけでなく、人材確保という面でもメリットがあります。反対に働く側にとっても、長時間の通勤から解放される、あるいは地方にいながら仕事ができたりということも可能になります。何年か後には、「2020年がきっかけに、働き方が変わった」といわれるのかもしれませんね。

まずは何より早く終息することが大事ですが。

 

2020年03月06日 14:47

有給休暇の取得がなかなか進まないとき

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昨年4月から始まった年次有給休暇取得の義務化ですが、なかなか進まない理由の一つが「場合によっては1日単位では長すぎる」「仕事が溜まって翌日以降が大変」という声をよく聞きます。そんなときどうすればよいのでしょうか。

こんなときに利用できる制度が「時間単位年休」という制度。これは年休を1日単位ではなく、1時間単位で取得できるようにするもので、労働基準法で次の様に定めています。
【労働基準法第39条第3項の4】
使用者は、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合があるときはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がないときは労働者の過半数を代表する者との書面による協定により、次に掲げる事項を定めた場合において、第一号に掲げる労働者の範囲に属する労働者が有給休暇を時間を単位として請求したときは、前三項の規定による有給休暇の日数のうち第二号に掲げる日数については、これらの規定にかかわらず、当該協定で定めるところにより時間を単位として有給休暇を与えることができる


かいつまんでいうと、まずこの単位時間年休制度を導入しようとする場合には、労使協定を結び、就業規則に規定する必要があります。その後に労働者代表の意見書を添えて、就業規則の変更を労働基準監督署長への届出も必要となります。使用者が勝手にこの制度を導入することはできません。

就業規則で定める内容としては、
①対象となる労働者の範囲
②時間単位で取得できる日数(5日以内)
③年次有給休暇1日が単位時間年休の何時間分に相当するか
④取得の単位となる時間数
⑤賃金の計算方法
となります。ここで定めることができないのは、時間単位年休を利用できる理由を限定すること。そもそも年次有給休暇の取得にあたって、労働者はその理由に制限を受けることはありません。この原則は時間単位年休についても同じで、特定のためだけに認めるといったことはできません。

この制度の導入時(平成22年)の厚生労働省の資料には「仕事と生活の調和を図る観点から、年次有給休暇を有効に活用できるようにすることを目的とする」とあります。時間単位年休を導入して、従業員がより働きやすくすることも福利厚生の一環として検討してみてはどうでしょうか。

 

2020年03月05日 11:39

どんどん動きが狭くなるのはやむを得ません

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私が仕事でよく行くところと言えば、労働基準監督署、ハローワーク、年金事務所、そして協会けんぽ。他に、顧問先の企業さまや、お付き合いのある学校などですが、先週から動きづらくなりつつあります。

その理由は言うまでも無く、新型コロナウイルスの影響によるもの。つい最近のブログで、京都府社会保険労務士会や所属する支部で開催される研修などが、中止や延期となっていることを書きましたが、人との接触を極力避けるため、専門学校では来客のお断りや、協会けんぽなどでは、手続き書類を極力郵送で提出してほしい旨がホームページに掲載されています。
「新型コロナウイルスへの感染リスクを軽減するため、郵送によるお手続きをお願いします。」~協会けんぽのホームページはこちら 

ハローワークや日本年金機構ではまだそのような対応は取られていませんが、支障が無い限り郵送での提出もやむを得ない、拡散防止に心がける必要がありそうです。来週以降、状況に応じてはより強制力のある制限がかかる可能性が今日のニュースなどでも報じられていました。何よりも人命が最優先ですが、この先が見えないだけに、何とも言えない不気味さを感じています。

顧問先企業さまでも少しずつ影響が出始めているところもあり、現在検討されている助成金の内容についての相談を受けました。少しでも影響が小さくなるように、バックアップさせていただければと思います。少しでも早く落ち着くことを祈るのみです。

 

2020年03月04日 16:13

採用面接で心がけること

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このブログは企業で採用をされている方にも読んでいただいていますが、そんな方に質問です。
「採用面接で心がけていることはなんですか?」

私も採用担当者として約10年間ほどの期間、毎年多くの学生さんと面接をする機会がありました。人と話をすることが仕事となった今、採用面接とはいえ、多くの学生さんと話をしたことはとてもいい経験を積ませていただいたと思います。そんな面接の折に、私がこだわっていたこと、意識していたことを今日は紹介します。

【1】まず自分から自己紹介をする
面接担当者の中には、最初から最後まで名乗らないという人もいるようです。いくら面接担当者と学生という立ち位置であったとしても、自分のことを名乗らないというのはいかがでしょうか。これからいろいろと話をする、その前にはまず自分がこの会社のどの部署の誰か、ということをきちんと述べるようにしていました。面接担当者は学生のことを知っているが、学生には何も言わないというのは、一般常識としても非礼ですよね。

【2】隠さない、飾らない、ありのままに
学生からの質問に対して、何か知られたくないことを隠したり、話さなかったり、あるいは必要以上に虚飾して話したりせず、ありまのままに告げることが大事です。あってはならないことは、隠したり、飾ったりした面接担当者の言葉を信じ入社し、その後の現実との乖離を知って退職していくこと。入社後とはいえ、面接担当者が採用活動時に蒔いた種の結果です。会社のことはありのままに伝えて、いい部分も悪い部分も納得して入社してもらえることが一番です。隠さない、飾らないことです。

【3】周りの人の評価を聞く
学生への質問にこんな問いかけはどうでしょう。
「周りの友人やご両親は、あなたのことをなんと言っていますか?」
他人の評価を端的に知ることができますし、もちろん、少しオーバーに語ることもあるかもしれませんが、前にいる学生が両親や友人との関係の深さや付き合いかたの一面を知ることができます。自己評価と併せて聞いてみるのもいいのではないでしょうか。

面接担当者それぞれの進め方はあるでしょうが、私が心がけていたことはこの3つです。
もしよろしければお試しを。

 

2020年03月03日 13:21

いろいろな行事が中止に

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新型コロナウィルスの影響は、じわりじわりと私の生活にも出てきています。

特にこの2週間は、政府が大規模流行を封じ込めるためのポイントとなる2週間と位置づけていることもあり、私が所属する京都府社会保険労務士会でも、本会や支部で予定されていた行事が全面的に中止若しくは無期限と延期となっています。私が出席することになっていた研究会やセミナーだけでもすでに4つ、やむを得ないことではありますが、ちょっと残念です。

今後どこまで影響が広がるのか、誰にも分かりませんし予想もつきません。今はただ一人一人がまずは人からもらわないこと、そして人にうつさないことを考えながら行動するしかないのでしょうね。学校だけでなく、職場でも適切な対応をとることが求められます。

いずれ終息したとき、今回の対応の是非がキチンと精査されるのでしょうが、素人の一個人の意見としては何が優先されているのかが未だに分からないところがあります。本来日本は良くも悪くも島国ですから、その気になれば特定の国からの入国を制限することはできたはずです。にもかかわらず、まだそれがされていないということは、国民の命と観光客がもたらす経済的な恩恵を天秤にかけているように思えるのですが、いかがでしょうか。そもそも天秤にかける問題ではないとも思うのです。

今回よりももっと重篤で危険なウィルスが迫ったとき、さてこの国はどうなるんでしょうか。今の現状を見ているとちょっと怖い気がします。

 

2020年03月02日 16:30

鶴の一声の評価はまだわかりません

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明日3月2日から全国のほとんどの小中学校と高等学校が春休みまで休校になります。

今回の決定、いろいろな報道を見ていると、安倍首相のトップダウンの決定のようです。これが英断だったのか、それとも意思決定プロセスを無視した独断だったのか、現時点ではどちらとも言えません。専門家でもない私があれこれと言える訳ではありませんが、その是非は何とも言えないところです。

これだけ大きな影響を及ぼす決定を、それに関わる全ての人の意見を聞いていたら、それこそ手遅れになってしまう可能性はあります。行政の最高責任者である首相の判断で決めなければならないということもあったのかもしれません。その点で言えば国民の命や健康が何よりも優先する今回の決定には賛成です。

とはいえ大きな影響を及ぼすが故に、一定の意思決定プロセスは経ておく必要もあったのではないかとも思います。もし、報道で言われているような(そんなことはないと信じたいのですが)、出遅れと言われている世論へのパフォーマンスや、追求されている官僚の定年延長問題から矛先をかわすためであれば言語道断です。そういった意見を否定するためにも、ある程度の同意は得ておく必要があったとも思います。

個人的な意見ですが、未だ学校を発端とする感染は発生していない現時点で、急いでここまでする必要があるのかとも思います。3月と言えば学校ではもっとも大事な時期、もう少し他の対応はできないものなんでしょうか。いずれにしても早く終息することを祈るばかりです。

 

2020年03月01日 11:37

北の大地で考えさせられたこと

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先日、北海道へ出かけた時のことです。

丘の町で有名な美瑛町、春から秋にかけては丘陵地帯の畑が、色とりどりのパッチワーク模様になり、その風景はテレビや雑誌などで皆さんも一度は見たことがあるかと思います。またテレビCMの中で使われた場所がいくつもあり、その一つとして有名なのが昭和50年代にタバコのマイルドセブンのCMで使われたことから「マイルドセブンの丘」と呼ばれる場所です。

ここは丘の上に50~60本くらいのカラマツが一列に並び、美瑛に行った折には必ず訪れる場所でした。直近で訪れたのはちょうど2年前の冬、以来となる光景を楽しみにナビに従い、レンタカーを走らせ到着した場所から見た光景に驚きました。

木が数本、正確には5本しかないのです。思わず場所を間違えたかと勘違いしてしまいました。そこには以前はあった「マイルドセブンの丘」であることを表す案内板もなくなっており、もはや昔の記憶とはほど遠い光景となっていたのです。

その後、ネットでいくつかの情報を読んでみると、経緯が紹介されていました。カラマツの寿命ということも一つのようですが、もう一つは観光客のマナーによるもの。光景を少しでも近くで写真に収めようとする行為から、同業者である他の農家の土地に入り込む観光客が後を立たず、やむなくカラマツの所有者が伐採したということです。以前にも美瑛では同じ理由で「哲学の木」と呼ばれていたポプラの木が伐採されたことがありました。

観光客が訪れている場所、特に美瑛や富良野といった場所は地元の人の生活の糧を作っている場所です。観光客が我が物顔で入って行っては行けない場所です。それを忘れてしまうと、また同じことが起きてしまうように思います。三度目が起きないことを祈るばかりです。

 

2020年02月29日 13:46
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ファイナンシャルプランナー一柳賢司

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